201806台湾小旅行1日目【函館から台北へ】

函館から台北桃園空港

晴れ渡った空と函館空港到着ゲート前のバス亭

2018年6月14日(木)台湾旅行初日。
函館は快晴だが最高気温17℃。例年に比べても涼しいというか寒い。
一方、台北は雨。この日の最高気温は31℃…Wow!函館との気温差14℃!
そうなると問題は服装だが、考えた末、トップスは台湾モード+軽量ウィンドブレーカー、靴は夏用スニーカー、ボトムスだけ普通のジーンズという、準台湾向け装備で行くことにする。
9時頃、同行の友人が我が家に到着。
ガレージから出しておいたワタシの車に2人分の荷物を積み、彼の車をガレージに入れ、空港へ向かう。
途中、湯川のイオンで昼飯を買い、高松興産(エアポートパーキング)に車を預け、午前10時すぎ、人生初となる函館空港国際線ターミナルに到着した。
今回利用したエアラインはタイガーエア。これまた人生初となるLCCだ。
機内食・飲み物は別料金。なので飲み物は自販機で買って持ち込み。昼メシはイオンで買った和風彩り弁当429円税込を空港内の適当な場所で済ます算段である。
チェックインを済ませ、パスポートコントロールを通過したのが11時20分頃。
出発ロビーが立派に思えたのは、たぶんチェックインカウンターがあまりにもショボすぎたせいだろう。
12時前、腹を空かせた友人の意向でちょっと早めの昼食。予想外に「お値段以上それ以上」の弁当の味に満足しつつ、旅情に浸る間もなく12時40分発タイガーエアIT237で、人生初の台湾に向かう。

2018年6月14日のタイムライン1 函館から台北桃園空港

人生初LCCの機材は毎度お馴染みのエアバスA320。いつもより明らかに狭いシート間隔に、まあ4時間の辛抱と肩をすぼめつつ腰を下ろし、ちょっと驚く。見た目超狭々なのだが、思ったより膝頭に余裕がある。シート背面が立ち気味なのと、もしかすると座面が高いせいなのかも知れない。4時間くらいなら楽勝だろう。座席モニターはないが、もとよりまったく問題ない。
さすがLCCと思ったのは食事(有料)メニューが用意されていること。
予想より高くはなかったが、利用したいかと言えば微妙。台湾ビール100元(約360円)にはグラッと来たが…。

12時40分、IT237便は定刻に出発。根崎方面へ離陸した後、十三湖、佐渡島、能登半島上空を経て、15時20分(現地時間)頃、台北空港の南側からアプローチを開始。窓の外に広がる南国の、ねっとりとした大気を切り裂きながら、ほぼ定刻(15時50分)で台北桃園空港──人生で一番南の場所──に降り立った。

台北桃園空港から士林サービスアパートメント

2018年6月14日のタイムライン2 台北桃園空港から士林サービスアパートメント

機内からボーディングブリッジに渡った瞬間、ムッとした空気に包まれる。まるで温泉の脱衣場だ。急ぎ足で冷房の効いた建物に入り、トイレに寄りつつバゲージ・クレームへと向かう。
思ったよりも早めに荷物を受け取り、思ったよりも涼しくない空港内を移動。思ったより遥かに混雑している入国審査に引き攣りながら、けっこうな予定オーバーで手続きを済ませる。そのあとATMで3000元(台湾ドル)をおろし、MRTのサービスカウンターで悠悠カード(100元)を購入、当座の行動費として1500元をチャージ。MRTのホームに辿り着いときにはすでに17時30分を回っていた。結局、台北駅行きのMRT快速(直達車)に乗車したのは17時43分。この時点で予定の1時間オーバーという状況だった。
昨年(2017年3月)開業の真新しい空港MRTは、一部頭のおかしい乗客を除けば概ね順調快適。40分ほどで台北駅に到着後、MRT信義線に乗換のため、あまり冷房の効いていない地下街を進むのだが、これがけっこう遠く、また想像以上に人出が多い。結局、予定時間オーバーを地味に上乗せしつつ、満員の車両に揺られながら士林駅を目指すのであった。

士林サービスアパートメント到着、そして士林夜市巡り

2018年6月14日のタイムライン2 台北桃園空港から士林サービスアパートメント

士林駅に降り立ったの19時半近く。すっかりと日も暮れ、覚束ない街灯の下、ガラガラとキャリーケースを引きずりながら雨に濡れたアスファルトを進む。
途中、目標をミスって数分ロスしたものの15分ほどで宿へ到着。噂どおりに分かりづらい入口だったが、幸いスタッフが外におり、友人の会話能力もあって極めてすんなりとチェックイン。余談だが、部屋替えの交渉も行ってくれて謝謝。
部屋に到着後、荷ほどきもそこそこに士林夜市へと向かう。
待ち望み待ち焦がれた台湾の夜市。腹減ったビール飲みたいエフェクトもあって、期待ゲージはマックス振り切り。予想以上の賑わいに圧倒されながら、これはと思った店でファーストコンタクトを果たす。その結果は…まあ、細かいことは良いではないか。台湾ビール臭豆腐牡蠣オムレツ小籠包炒飯…どれもとてもリーズナブルなお値段で、空腹と乾きを満たしてくれた。それだけで良しとしようトクニフマンハナインダカラネ。出来れば牡蠣が新鮮で、小籠包にスープがちゃんとあって、炒飯が炒飯の味をしていてくれれば最高だった。ビールは最初から最高だったが。
長年の夢をとりあえず成就したあと、すっかりと小振りとなった夜市を巡り、あれこれそれやと、初日にして夜市の経験値を急速に積み重ねて行く。

ふるさとと夜市は遠きにありて思うもの

アパートに戻り、そんな言葉を思い浮かべながら、屋台で買ってきた揚げ物肉巻きを台湾ビールで流しこんだ。

士林夜市「饗味鹹酥雞」の店頭に並んだ食材