夏の黄昏どきを愉しむ

車のルーフに映る夕暮れのシルエット
車のルーフが夕暮れを映す
NIKON D500 + NIKKOR 35mm

まったりと過ごした夕暮れ時

ここのところずーっと続いていた雨と低めの気温で、表に出る機会もほとんどなく、あまっさえ、黄昏時にまったりと過ごすなんてアウトオブモッテ(もってのほか)だったので、久々に夏らしい夕暮れのひとときを楽しめたような気がする。
といっても、先週と同じく、洗車してビール飲んだだけなんだが…。

洗車を終えたばかりボディが夕暮れに映える
洗車が終わって日が暮れて
FIT RS(DBA-GK5) アルミホイール:BBS RE-L2(DB)17インチ タイヤ:アドバンフレバ
NIKON D500 + NIKKOR 35mm

この季節、日が長く気温も高いので、夕暮れ時に散策することも多い。
カメラを持ち歩き、何気なくレンズを向け、シャッターを切る、なんてこともたまにある。
ご近所を軽く歩くだけなので、マーベラスな風景などあるわけもなく、撮ってはみたもののイマイチでお蔵入りという絵も多い。
多いのだが、ふとした機会に見直して、少しいじってみたらナニコレ良さげ的な絵面になることもある。
まあ、ほんとにタマにだけど。

函館未来大学への路傍に咲くあざみ
未来大への坂 夏の訪れを感じた
DMC-GX8 + LUMIX 20mm
宵闇に沈みゆく小さな薄紫の花
薄紫の小さな風格
DMC-GX8 + LUMIX 20mm
暮れなずむ深緑に浮かぶ、小さく深い紅色の花
暮れなずむ深緑に浮かぶ深い紅色
DMC-GX8 + LUMIX 20mm

静かに夕闇に沈みゆくとき

夏至を過ぎると日はどんどん短くなる。
上の草木を撮ったのは、実は一ヶ月ほど前のこと。
ほぼ夏至の頃だ。
時間が経つのが本当に早く、北海道の夏は本当に短い。
だからこそ、薄着でまったりと過ごせる夕暮れどきは、夏の最高の贈りもののひとつ…なんて思いつつ、洗車を終え、まったりと、夕闇に沈み行く街影を眺めていたら、あっという間に3本目の缶ビールを開けていた。

いい感じの夕暮れですから。

夕暮れを映して輝く水たまりと宵闇に沈みゆく街並み
水たまりに映る夕暮れ
NIKON D500 + NIKKOR 35mm

色彩に乏しい、どうということもない夕暮れだったが、おだやかで夏らしい空気と黄昏に沈んでゆく街のシルエット、それと洗車を終えた充足感でビールが半端なく美味い。
こんな、どこにでもある、ちっぽけな愉しみが、なぜだかとても儚く稀少なものに思えて…ビールがすすむ。

ほどなく3本目の缶ビールも飲み干し、すっかり日が落ちた頃には、足りなくなったビールを補充すべく、近所のツルハに向かって歩き出すワタシであった。