秋田・青森 秋の小旅行その7 「最終日─やっぱり雨の朝」

三日目の朝も雨だった

午前6時ちょっと過ぎ。
いつもより少しだけ遅く起きる。
旅の最終日を飾る嫌みったらしい雨音に、テンションが今一つ上がらない朝。
テレビをつけ、とりあえず、ぼんやりと身支度をする。
天気予報がろくでもないことを告げているが無視無視無視。
奇蹟は起きる。
きっと起きる。
起きたらいいな。
起きていただいたら幸いです。
一方その頃、台所では女将さんが朝食の準備の真っ最中であった。

囲炉裏のある居間 奥では女将さんが朝食の準備をしている
囲炉裏のある居間 奥では女将さんが朝食の準備をしている

十三夜の朝食=日本の家庭の朝ごはん

午前7時。
今回の旅最後の朝食をいただく。
献立は純然たるジャパニーズトラディショナルスタイル。
早い話が和食。
前日の清風荘もそうだったし、ゆぽぽ山荘も小坂のホテルも、さらに言えば、リッチモンドホテル成田も、亀戸のやよい軒も、朝食はほぼ和食だ。
なにを今さらの和食だが、十三夜の朝食はひと味違う。

まず、「ほぼ」じゃなくて「完璧」な和食であること。
ポークっぽいソーセージとか、トロトロのスクランブルエッグだとか、そんな和洋折衷なものは登場しない。

次に、「普通の家」の「普通の朝ご飯」であること。
実は、「日本の普通の田舎の普通の家の普通の朝ご飯」など、昨今、磯野家の食卓でさえ滅多にお目にかかれない。

かつては土間だったのだろう台所。
台所とガラス戸一枚で隔てられた広い居間。
囲炉裏のある食卓。
炊きたてのご飯とみそ汁。
焼き鮭と納豆と生卵。
そして、傍らで世話を焼いてくれる「母」。

十三夜には、頭の中で思い描いた「日本の家庭の朝食」のすべてが揃っている。
ワタシには二度と手に入れることはできないであろう家庭の情景だ。
それが十三夜の朝食が他所とはひと味もふた味も違う所以なんだよね。
というか、女将さんの存在がやっぱり大きいよね。

などど、心にチクチクとしたものを感じつつ、日本を旅している実感を朝から堪能するワタシであった。

「十三夜」10月23日の朝食全景
「十三夜」10月23日の朝食 なんだか「日本へ旅行に来た」気分
高野豆腐と車麩メインの煮染め
たっぷり汁がしみこんだ高野豆腐と車麩 煮染めは正義だ
漬け物、炒め煮、おひたし、茄子の味噌炒め
漬け物、炒め煮、おひたし、茄子の味噌炒め ご飯が進むくん

台風を心配しつつ出立

朝食を済ませ、部屋で荷を纏める。
TVでは天気予報が相も変わらずろくでもない情報を告げている。
曰く、乗船時間頃にはフェリーターミナルは暴風圏に入るであろうとか、交通機関の欠航・運休が相次いでいるとか、北海道はこれから大荒れになるとかetc。
この3日間、奇跡的というか不幸中の幸い的な運に恵まれて旅してきたが、最後の最後になって神に見放されるのだろうか。
だとしたら、神って絶対女だよな。
とか思いながら出立の準備を済ませ幾枚か撮影。
趣のある廊下の印象をカメラに納め、居間に向かい、相方と話をしていた女将さんに出立の時間であること告げた。

TVの天気予報番組のキャプチャ 台風と合流しそうな模様
天気予報がろくでもないことを告げている
雨の朝の十三夜の廊下
趣のある廊下の朝 窓の外はいけずな雨
雨に濡れる車の後部
2ヶ月前と同様雨の出立 アリベデルチ十三夜

秋田・青森 秋の小旅行その6 「そして十三夜」

ようやく十三夜へ─メタ的な意味でも

寒風山の頂上から隣の山を見る
さようなら寒風山 ほんとうに寒風な山だった

寒風山を後に、どんよりとした空の下、車は北上する。
目指すはマックスバリュー能代北店。
を経由して、本日の最終目的地、民宿「十三夜」である。
今夏に引き続き、これが二度目の宿泊だ。

時刻は13時ちょっと。
4時到着の目標には余裕がある。
計画どおりだな。
なので途中、日本一低い山である「大潟富士」に立ち寄ることに。
計画どおりだわ。

それは標高0mの富士山

大潟富士は、標高海抜0mになるように作られた山である。
大事なことだから二度言うけど、作られた山である。
写真を見てみよう。
単なる盛り土だ。
そして標高0m。
地面との差は4m弱だから、下の車は海面下およそ4m。
本来は水没していることになる。
つまり水没車だ。
当然、写真を撮っている我々も水没している。
つまり水没者…縁起でもない。
よく考えれば、とんでもない施設というか構造物だな。

「お前達はすでに水の底だ!」
「ブクブク」

北斗の拳じゃあるまいし。

にしても、こんな盛り土に富士なんて名前、良くつけたモノだ。
ほめてないぞ。
昭和公園(函館昭和町)の山の方が数倍デカイが、誰も富士なんて言わないし。
富士山の耳に入ったら不敬罪で捕まるレベルだわ。
などと文句垂れながら、函館から見物にやって来るわ、写真は撮るわだけど、
ホント、他に誰もいないんだよね、これを見に来る人って。

日本一低い山「大潟富士」
大潟富士 予想どおりの大きさ─もとい─小ささ
八郎潟を干拓して出来た真っ直ぐな計画農道
どこまで真っ直ぐな道 国策干拓地の証

真っ直ぐ道が空まで続いているようだ…晴れていれば

晴れていれば、さぞかし爽快な眺めだろう。
いかにも、計画され整備された人工的な(実際そうだが)直線道路だが、ワイルドな北海道のそれとはまた違う趣があっていい。
なんというか、全体に穏やかで柔らかな印象だ。
反面、開放感のようなものはあまり感じない。
イージーライダーは似合わないだろうな。
チョッパーを駆るピーター・フォンダを想像してみたが、鉢巻きして軽トラに乗ってる高倉健しか思い浮かばん。
農道でもあるんだよね、この道。

整備された花壇と荒れ地
整備された花壇と荒れ地のギャップが印象的

さあ、そろそろ十三夜の時間だ

どんよりとした空の下、ほぼ予定どおりにMAXバリュー能代北店到着。
酒と、少々のつまみを購入して、本日の宿に向かう。
ついでにお土産も買ったのはナイショだ。
地元ならではのお菓子がリーズナブルにゲットできてシメシメだとか、決して人に言ってはいけない。

ここまでは、ほぼ予定どおりだ。
スケジュール進行もそうだが、天気もまた。
予定どおりというか、期待どおりというか。
台風が近づいているのだが、微妙なさじ加減で進路が逸れ続けているようだ。
有難いことだが、このラッキー、いつまで続くのか。
今までラッキーだった分、最終日でまとめて支払わなければならないような気もする。
もちろん、対価に得るのはアンラッキーだ。
明日どうなるか、明日になれば分かること。

さあ、十三夜到着だ。

十三夜の外観
十三夜に到着のイメージ

十三夜アゲイン

久しぶり…というか2ヶ月ぶりの民宿十三夜。
玄関前で女将さんの出迎えを受ける。
やあ、またお世話になります。
ちっとも久しぶりの気がしないのは当然として、なんというか、やって来たというより、帰ってきたという感じ。
このユル懐かしさが魅力なんだよね。
といいつつ荷を降ろす。

民宿十三夜の和室
今回泊まった部屋 堂々たる和室である

今宵の部屋は和室。
なかなか趣のある佇まいである。
子供連れでも充分な広さ。
天井が高いので、一人だとボッチ感が半端ない。
昔ながらの建築なので、断熱性能は期待できないようだ。
有り体に言うと「寒い」。
この部屋の暖房器具が、小型の開放式ファンヒーター一基。
全室暖房が当たり前の、冬虚弱体質な北海道人にとっては文字通り背筋が寒くなる光景だ。
せめて炬燵があったら…あ、その手があったか。
気付かなかった、炬燵いいじゃないか。
今度提案してみようか。
※本記事は記載されている公開日時の1か月以上あとに書かれたものです。

ともあれ、部屋に着いたらまず充電。
あと、カメラにGPSデータ送信だ。
時間があればブログアップだが…今回はやめにしておこう。
今宵は食べ、飲み、そして語るのだ。

そして宴が始まる

民宿十三夜 2017年10月22日の夕食
今宵の夕餉 これ見よがしの華やかさとは無縁 暖かくそして美味い

前回もそうだったが、この値段でこの料理。
あり得ないでしょ普通。
派手さはないんだけど、それがまた良い。
年のせいかもしれないが、こんな「普通」の一品一品に、無性に恋い焦がれる。
旅館や料亭で供される職人技も悪くないが、どちらを食べたいかと言えば、こんな「普通」な味を選ぶ。
それはもう間違いなく。
橋で料理を啄み、盃を傾け、女将さんとの会話に興じる。
それが十三夜の楽しみ、十三夜の「普通」である。
まあ、こんな「普通」、そんじょそこらに転がってなんかない。
今どき希有な「普通」って、ちっとも普通じゃないし。
普通という名の特別。
そんな感じだろうか。

筍、ワラビ、がんもどき、蒟蒻、しいたけの煮染め
「ばあちゃん」の煮染めに感涙 筍とワラビが秋田

いつも思うのだけど、煮染めってどうしてこんなにほっこりするんだろう。
上手な人が作ればもちろん。
それなりの腕の人が作っても充分に美味しく、なによりも暖かい。
年を取った証拠でしょう♪
竹内まりやの唄にあったなそんなフレーズ。
華やかな皿達の中にあって、いつも地味地味な引き立て役を演じているけど、真っ先に目に入って、真っ先に箸を伸ばすのが煮染めなんだよね。
と言いつつ、箸を伸ばす。
まずは筍だな。
ほどよくつゆが染みた筍の、風味と歯ごたえを楽しんだら、柔らかなワラビで緩急をつける。
どちらも持ち味は野趣。
イメージ的には秋田だな。
たっぷりと旨味を吸い込んだがんもどきを味わったら、次は蒟蒻で口の中を引き締める。
いや、これもまた味が染みて美味い。
そして、殿は椎茸。
旨味をたっぷり吸ってプックリと膨らんだ身を噛みしめ、その弾力を味わい、口中にほとばしる出汁の旨みを味わう。
やばいな、書いてて腹が減って来た。
煮染め食べたいぞ。

豚の角煮 長ネギ添え
豚の角煮という変化球が面白い 口の中でとろける脂の軽やかな旨さ

二の皿が豚の角煮というのは予想外だった。
いや、良い意味で。
へー、ここでこってりとした一皿を持ってくるのかと。
てっきり魚系だろうと思っていた。
箸をつけると、思いのほか柔らかい感触にホーと思う。
こいつはあれだ、トロトロお肉だ。
ちょっと強めに挟むと千切れてしまいそうな、プルプルとしたソレを口の中に放り込む。
ちょっと噛むと、ホロリとほぐれ、続いて、トロっとした脂の旨みが広がる。
お、想像以上にあっさりしている。
脂っぽさは鳴りを潜め、肌つやに良さそうな成分が口の中で踊り出す。
これはたまらない酒のつまみですね。
などと、ビールをあおる。
最高ですがな。

カレイ?の煮付け 付け合わせのゴボウもいい味出してる
カレイ?の煮付け 付け合わせのゴボウがまた良い

そして魚の煮付けである。
たぶん…カレイ?
すみません、あまり魚に詳しくないんです。
聞いておくんだったと、今更の反省。

美味しい。
普通に特別美味しい。
塩っぱすぎず、薄すぎず。
良い感じで汁が染みている。
もちろん、生臭さなど一切ない。
身をさっくりほぐし、箸で口の中に入れると、ほのかな醤油の香りを放ちながら、旨みの染みた身がホロホロと崩れていく。
これ、ご飯のおかずに最高。
でもって、酒の肴にも最高。
日本酒なら申し分なしだけど、ビールで流し込むってのも悪くない。
何気なく並んでるけど、魚の煮付けって、近頃じゃ稀少アイテムなんだよね。
しつこいようだけど、この料金でこの食事、本当に良いんですか?

十三夜のボークチョップ
前回は撮りそびれた肉の一皿 今宵はボークチョップ…みたいな もちろん美味

とどめのポークチョップ。
パーフェクトなまでにザ・ベストご飯のおかず。
それがなぜとどめかというと、一番最後に登場したメニューだから。
前回はステーキ?ポークソテー?が、食事のやや終盤、酒が回り始めた頃に登場。
撮り忘れるわ、ご飯と合わせそびれるわのジョーカー的存在だったが、今回は割と早めに登場。
ご飯のおかずとしても、しっかりとその役割を果たしていた。
GJご苦労様。

前回同様、質・量とも満足な内容に、ただただありがとうと言いたい。
ビールで喉と口の回転軸を潤し、愛情こもった料理で舌と心を潤す。
そして、女将さんとの会話で魂を解きほぐす。
自分で書いてて恥ずかしいフレーズに思わず赤面だが、そのくらい持ち上げてもOKだろう十三夜。

ニシンの切り込み
ニシンの切り込みもあったのだ

女将さんと少しだけ語ったこと

腹もくちくなり、酒も進み、口も回るようになってきた。
相変わらず女将さんと話をするのが楽しい。
時折口にするグチもまた楽しい。
と言ったら失礼だろうか。
以下、要約。
※注:かなり脚色してます。

・せっかくの料理をお客さんが残すんですよねー(ショボーン)。

・うちは民宿、24時間のホテルじゃないんです、門限あるんです。
なのに、どうして?

・北海道の人って暖房ガンガン使って、真冬に半袖でビールにアイスクリームとかおかしくないですか?おかしいでしょ?

などなど。
ほんと、一人で良く切り盛りしていると思う。
いろいろ苦労されているようだけど、それもまた楽しみに変えていくパワーがあるんだろうね。

北海道人のくだりは頭が上がりません。
いや、まったくそのとおりですから。
北海道人って、ホント、エコに反することが好きというか得意なんです。
徒歩2分以上なら平気で車使うし。
自分も充分北海道人であるという自覚があります。
冬は北海道人から暖房代徴収してください。
そうしたら遠慮なく暖房ガンガン使いますから。

と、なんだか酒が進みすぎたのか、いささか眠くなってきた。
もう少し飲みたかったが、ちょっと横になりたくて、謎の会話を続ける相方と女将さんを残し、一人部屋に退散。
「ちょっと横に」が「朝まで横に」なったことは言うまでもない。

秋田・青森 秋の小旅行その5 「寒風山で昼食を」

二日目のオープニングは雨

2日目の朝は雨 レールパークの事務所も濡れている
2日目の朝は雨 レールパークの事務所も濡れている

朝、薄暗い窓を開ければ、雨に煙る山間の風景。
忌々しいが天気予報どおりだ。
奇蹟を期待したが、まあ仕方がない。
ガスに覆われた山並みを眺めながら朝湯につかる。
温泉宿の醍醐味だな。
いやぁ~極楽。

一風呂浴びたら朝ご飯である。
当初ちっとも期待していなかった朝食だが、昨日の夕飯で期待値がいや増してしまった。
ハードルちょっと高め。
果たして、その内容は…まあ、期待値が大きすぎたようだ。
やはりここは謙虚になるべきだろう。

清風荘の朝食 ほぼザッツ・オール
ザッツ・オール な清風荘の朝食
なめこのみそ汁のある朝食は至福である
なめこのみそ汁のある朝食は至福である

必要にして最低限。
まあ、それはいい。
内容にもさほど不満はないが、皿がどうにも好みではない。
白磁の、和よりも洋に近い、シャープなシルエット。
なんだろう、上に置かれた場違いなおかず達は。
ワシら洗い物減らしたいんだよね的な意図を隠すつもりもないらしい。
などと、不満はあったものの、ご飯もおかずも美味しくいただいたし、腹もくちくなればハッピーエンドである。
それに、好物のなめこのみそ汁がおかわりできたし。
気分良く一日のスタートを切ることが出来た。
と、ブログには書いておこう。

雨の中、寒風山を目指す

さて、本日は、寒風山でランチを、次に─ほぼオマケだが─日本一低い山「大潟富士」を見物して、マックスバリュー北能代店で酒とつまみを買い込み、十三夜で宴を楽しむという算段である。
天候に期待することは出来ないが、もしかしたら、昨日と同じように奇蹟的に晴れるかも知れない。
日頃の行い良いし(当社比)。
台風はきっと、進路を逸らしまくってくれることだろう。

雨に滴る、朝の清風荘
雨に滴る、朝の清風荘 アリデベルチ!

本日もルートはグーグル先生の仰せのままに

夏の秋田ドライブ、先だってのイタリア+プチ・スイス旅行で、すっかりグーグル先生信者となったワタシ。
清風荘→大館北IC→秋田自動車道(無料区間)→鷹巣IC→県道324号線→国道7号線→二ツ井白神IC→秋田自動車道(無料区間)→能代南IC→国道7号線→県道42号線→県道55号線→寒風山展望台というルートを一瞬ではじき出すグーグル先生に精神的に平伏しつつ、カーナビにもルートセットする。
順調に行けば、というか、昼までには余裕で寒風山に着くスケジュールだ。
天候回復を期待しながら、雨の中をTake it easyで清風荘を出発した。

道の駅が空港?空港が道の駅?

大館能代空港のアプローチ
空港に道の駅?なんじゃそりゃ 看板に誘われ思わず寄り道

大館樹海ドーム付近で渋滞に巻き込まれたものの、恙なく車は進む。

予断だが、この樹海ドーム、見た目が王蟲(おうむ)なんだよね。
その者蒼き衣を纏いて金色の野に降りたつべしのオームだ。
目を真っ赤に光らせて暴走しそう。
樹海ドームというより腐海ドーム、いや腐海オームだな。
どうやら相方も同じ考えらしい。
というか写真撮りまくってるし。
どうやらとても気に入ったらしい。

閑話休題、大館北ICから秋田自動車道に入り、大館能代空港手前でいったん一般道へ降りたところで「道の駅・大館能代空港」なる珍妙な標識というか看板を発見。
躊躇うことなく寄り道することにする。

大館能代空港の案内板
空港に道の駅があるのか?空港が道の駅なのか?

それにしても、こんな辺鄙なところ、と言っては失礼だが、アクセスもあまりよろしくない場所に空港があって、あまっさえ道の駅も標榜しているのは、いささか不自然に思えてならない。
ワタシの脳内では「注文の多い料理店」がリフレインされている。
明らかに「誘ってる」よな…。
などと思いつつ、空港ビルの中に入ってみたが、まあ、当たり前に空港だった。
まあ、そうだろう。
ただ、便数が異常に少ない。
さきほど飛び立って行ったANAのB737のあとは夕方の一便だけ。
決して遠くないところに秋田空港があるんだし、無理からぬところだが、そんなことわかりきった事だよなぁ。
ではなぜ?
う~ん、考えれば考えるほど良く分からない。

この一角が道の駅らしい
どうやら、この一角が道の駅らしい

で、肝心の道の駅なのだが、結局、どこが道の駅なのか、これまた良く分からなかった。
もしかすると、1F片隅にある小さな物販コーナーがそうなのだろうか。
そう思って写真を撮ってみたが、頭の中では「?」が絶賛量産中である。
結局のところ、二人して頭に数多の???を浮かべながら道の駅を後にした。
収穫があったとすると、エントランスにあった、お出迎えワンコが可愛らしかったことだな。
いってらっしゃい…お出迎えじゃなくて、お見送りワンコでした。

ワンコのオブジェに見送られる
ワンコのオブジェに見送られる

そして寒風山の頂きに立つ

寒風山展望台
寒風山展望台に到着 実に27年ぶり
寒風山展望台から能代方向を望む
頂上について間もなく雲がひいていった 奇蹟や
寒風山頂上から秋田市方向を望む
海岸線のカーブがどこどなく函館を思い起こさせる

「大館能代道の駅空港」から1時間半ほど走って寒風山展望台に到着。
相変わらず雲は低く、しみったれの太陽はちっともご尊顔を拝させてくれない。
それでもいつしか雨は止み、山頂を覆っていた雲も霧散しつつある。
やったね。
まあいわゆるひとつの奇蹟だ。
いやー日頃の行い良いしー(棒)
いつかバチがあたるだろうその日までラッキーでいたいものだ。

それにしても、寒風山!
実に27年ぶりである。
前回訪れたときは単車(RZ250RR)だったな。
レストハウスの駐車場で、変なネーチャンが、ワタシのバイクをしげしげと眺めていたっけ。
なんだかひどくボケたセリフをかましてくれたことを良く憶えているのだが、どんなセリフだったかは忘れてしまった。
なんせ四半世紀オーバーである。
こっちがボケてしまうわ。

などということを思い出しつつ、展望台レストランに向かう。
時刻は12時半。
昼飯にナイスなタイミングである。

展望台レストラン入口に掲示しているメニュー
展望台レストランの入口 ワタシぶは心に決めたメニューがある

寒風山で昼食を

その昔、某宝石店のショーウィンドウを眺めながら朝食をとっていた娘がいた。
あれから50と余年。
いい年こいた男二人、展望台レストランの窓に張り付き、眼下に広がる絶景を眺めがら昼食をとっている。
すこぶるどうでもいい喩えである。

さて、天候はパッとしないが、雨にたたられることだけはなかった。
ミニマムな幸運に感謝しつつ、昼食と風景を堪能することにしよう。
オーダーは昨夜のうちに決めてある。
グーグル先生は偉大だ。

昼食は「男鹿しょっつる焼きそば」を

つけ加えるなら「ハタハタのフリット添え」だ。
天ぷらとか言っていたが、ここはフリットだろう。
つまり、昼食は「チャイニーズパスタのしょっつるソース男鹿風ハタハタのフリット添え半熟卵のせ」を、である。

……

長いしダサいし、やっぱり男鹿しょっつる焼きそばでいいや。
ちなみに730円税込だ。

男鹿しょっつる焼きぞば730円
迷わず「男鹿しょっつる焼きそば」をオーダー これを食べたかった

で、肝心の食レポだが、結論から言おう。
想像よりずっと美味しかったと。

これは焼きそばの革命かもしれない

革命と言っても文化大革命などとは比較にならないちっぽけなモノだが、もしかすると、将来、新たな焼きそばの種の起源としてWikiに載るくらいのポテンシャルはあるかも知れない。
刮目すべきは汁気の多さである。
ここはスープと言うべきか。
しょっつるの風味がほどよく利いた塩味のつゆが、多すぎず少なすぎず、万遍なく麺に絡んでいる。
中細の蒸し麺は、強火で炒めたのだろう、表面は比較的カリッと、中はしっとりもちっとしている。
さぞかし油ギッシュだろうと思ったがそんなことはなく、塩焼きそばしては多めのしょっつるスープが、さらに油っぽさを消しており、いい感じで麺にコクを醸し出している感じだ。
汁気たっぷりの麺が、まるでつゆ焼きそばのように、ツルツルと口の中に吸い込まれていく。
一見普通の塩焼きそばでこれは嬉しい誤算というか不意打ちというか快感である。

タダモノでない添えモノ

添えられたハタハタの天ぷら…もとい、フリットも良い役割を果たしている。
小振りで淡泊だけど、しっかりとハタハタの印象を残してくれてるんだよね。
添え物でございます的にシオらしくしているようで、けっこうグイグイと男鹿秋田をアピールしている強かさ。
焼きそばに天ぷらとか普通考えないでしょ。
あ、フリットか。
考えて実行してメニューにしちゃうところが凄いと思う。
油っぽさ控え目だからこその荒技だろう。

一方で、半熟卵というか温玉の立ち位置は微妙かな。
普通なら「わーい温泉卵だー」的な条件反射でグリグリかき混ぜるところだが、あまりそういう気にならない。
なんというか、しょっつるスープの絡んだ麺を最後までじっくりと味わいたい気分に水を差される感じ?
せっかくの逢瀬を邪魔すんなよ的な?
なにか別なモノをトッピングするか、あるいはむしろ、なにもない方が良かったと思う。

それだけ、汁と麺のバランスが良かったということなのだが、いっそのこと、超シンプルに、麺と汁だけ、具はキャベツと豚肉だけ、青のりではなく小口葱の刻みを散らし、添え物は紅ショウガだけ、それも千切りではなく薄切りを、というのはどうだろう。
肉の代わりにハタハタの唐揚げってのもいいか。
などと、拉致のないことを思いつつ完食。
「シェフを呼んでいただこうか。」
思わずそう言いたくなるような味だった。

ご馳走様でした。

寒風山展望台レストランのハタハタ蒲焼き丼
相方はハタハタ蒲焼き丼をオーダー う~ん…こっちも旨そうだな

なお、ハタハタ蒲焼き丼だが、こちらも非常に美味。
秋田だからと強烈な甘辛さを覚悟していたが、口に含んだ瞬間、品の良い妙齢のご婦人に挨拶されたような気分になる。
なんのこっちゃかと思うが、見た目とは裏腹な、繊細で丁寧な味付けに、思わず襟を正してしまったということ。

これにも温玉トッピング。
どこまで温玉好きなんだか。
悪くはないが、ハタハタの蒲焼きの風味を活かすなら、しょっつる焼きそばと同じく、ない方がいいかも。
どうしてもというなら、軽く茹でたオクラがいいかな?

いずれにせよ、展望台レストランというバリバリの観光施設でありながら、観光地にありがちな、値段の割に味と見栄えと量はイマイチ、店の雰囲気もイマイチという残念な仕様とは一線を画すクォリティが素晴らしい。
しょっつる焼きそば食べたさに再訪を検討したくなるレベルである。

いつかまた、寒風山で男鹿しょっつる焼きそばを。
温玉抜きで。
そんな思いを胸に、寒風山を後にする。

目指すは十三夜!

秋田・青森 秋の小旅行その4「1日の〆は温泉とビール+鍋で」

本日は温泉宿で一泊

清風荘のフロント
清風荘のフロント

レールバイクで軽く身体を動かした後、本日の宿へと車で移動。
といっても、レールバイクから宿はまでは直線距離で200mもない。
歩いたって行けるというか、むしろ、歩いた方がいいくらいの距離だ。
いつものようにナントカトラベルで予約したのだが、別にレールバイクの近くだからというわけじゃない。
他に空いてる宿がなかっただけの話である。
実は、予約してからレールバイクの存在を思い出し、調べてみたら超近くてビックリ。じゃあ行ってみようか、という流れだ。
これ、ホントの話。

汗を流したら…でしょ

部屋に到着し、荷を解気終え、早々にランニング用のウェアに着替える。
軽いストレッチと筋トレを済ませたら、ランニングシューズに履き替え、宿の周囲で軽くランニング。
10分ほど走ったら、軽く身体をほぐし、火照りが冷めた頃合いに、温泉に向かう。
流す…というほどの運動量じゃなかったが、やっぱり汗をかいたあとはひとっ風呂でしょ。
風呂上がりといえばビールでしょ。
ビールといえば…。
ビールといえば鍋だよね…あれ?

一風呂浴びてビール たまりませんね
一風呂浴びてビール たまりませんね
本日の夕食の全容 宿泊料金を考えたら申し分なし
本日の夕食の全容 宿泊料金を考えたら申し分なし
山間の温泉宿と言えばイワナの塩焼き
山間の温泉宿と言えばイワナの塩焼き 相方は全部食べちまった
華やかさはないが、ひとつひとつが丁寧 意外と薄味で上品
華やかさはないが、ひとつひとつが丁寧 意外と薄味で上品
秋田と言えばキリタンポ鍋 肉厚の舞茸と比内鶏の出汁が美味い
秋田と言えばキリタンポ鍋 肉厚の舞茸と比内鶏の出汁が美味い

宿泊料金を考えたら、十分すぎる味をボリュームである。
何より感心したのは、品の良さを感じさせる薄めの味付けと、華やかさはないが、一品一品丁寧な仕事ぶりだ。
言い忘れたが、温泉も素晴らしい。
というか、ここの宿の売りが温泉だった。
お値段以上、それ以上の宿である。

夏の旅行の時も思ったが、やっぱり秋田っていいな。
特に、食べ物と温泉がいいな。
食べ物と温泉がいいな。
大事なことなので2度いいました。

客室への仕切り戸
客室への仕切り戸 背後は温泉

秋田・青森 秋の小旅行その3「廃線跡で遊ぶ」

小坂鉄道跡でトロッコを

レールバイクというか、なんかエアロバイク 意外と速い
レールバイクというか、なんかエアロバイク 意外と速い

三忠食堂で昼飯を済ませ、大館へと向かう。
目的は小坂鉄道レールバイク。
たいそうな名前だが、早い話、足こぎトロッコである。

小坂鉄道は2009年に廃止された。
旅客営業は1994年に終わっている。
その昔、多分大学生の頃だったと思う。
小坂鉄道や十和田電鉄など、東北の私鉄の時刻表をよく眺めていたことを、おぼろげに思い出す。
いつか乗ろう、いつでも乗れる。
そんな軽い認識だった。

どうしてもっと早くに訪れなかったのか。
写真を残そうとしなかったのか。
なんて、今更そう思うことが多すぎる。
小坂鉄道も、数多の後悔の、そのひとつに過ぎない。
後悔多すぎ。
ほんと、今更の話だ。

軽い登り坂なのだが、動力車に追いついてしまうことしばし
軽い登り坂なのだが、動力車に追いついてしまうことしばし

後顧の憂いを少しでも取り除くために

乗るはいっときの恥。
乗らないは一生の損。

この歳で足こぎトロッコ?
スワンボート乗るより恥ずかしい。
などと最初は思った。
しかし、ここまで来たんだ。
たくさんの人生を運んだ廃線跡を、どういう手段にせよ、なぞらずに通り過ぎることなど、鉄道(線路)をこよなく愛するワタシにできるはずがない。
今できるベストが、ちょっぴりマヌケな陸上スワンボートに乗ることだとしたら、乗るしかあるまい。
というわけで、腹をくくってレールバイクすることにする。
なんて、大げさだな。

走ってみると気分爽快 下りだとけっこうなスピードが出る
走ってみると気分爽快 下りだとけっこうなスピードが出る
左エンジンに若干の不安を抱える先発便
左エンジンに若干の不安を抱える先発便

鉄の端くれとして最初は抵抗があった

レールバイクというか足踏みトロッコはまったくの初めて。
自分は鉄道ファン、いわゆる鉄の範疇に入っているという自覚はあるが、トロッコに乗りたい思ったことは一度もない。
線路は営業車両が往来して初めてなんぼのもの。
走っていいいのは、暮らしを支える物資や人生を運ぶ営業車両。運行をサポートする支援車両だけだ。
重連のディーゼル機関車や、20m級の気動車が往来していた路線を、あんなオモチャで走るとは、一体何が目的なのか。
家族連れやカップルが、キャーキャー、ワーワー言いながらペダルを漕いで鉄路を進むなんて、遊園地のアトラクションじゃあるまいし。
別に廃線跡じゃなくてもワーキャーできる乗りものはあるだろう。
在りし日の鉄路とそれを支えた人、支えられた人への想いというか、リスペクトが微塵も感じられない。
それは、小坂鉄道と沿線の人々が重ねて来た時間、紡ぎ続けた思い対する冒涜ではないのか。

鉄橋でスローダウン 紅葉の渓谷を存分に楽しむ 
鉄橋でスローダウン 紅葉の渓谷を存分に楽しむ

乗ってみたらメチャクチャ楽しかった

などと、一介の鉄の端くれが偉そうに語ったけど前言撤回。
すみません、さんざん言っておいてなんだけど、乗ってみたらメチャクチャ楽しいです。

線路の上を「オープンカー」で走るということがこれほど楽しいとは思わなかった。
こぎ始めはペダルが重いが、スピードに乗れば、いっそ軽い。
しかも、けっこう速い。
頑張れば並走する車に匹敵する速度が出せる…かも。
少なくとも気分的には出せる。
気分を漢字二文字で表すと「爽快」。
なんというか、とにかく爽快。
歳?
そんなの忘れたよ。
天気が良い日に、ぜひもう一度乗ってみたい。
タイムトライアル、やらせれくれないかな?

動力付きトロッコ列車だと家族連れペット連れで楽しめる
動力付きトロッコ列車だと家族連れペット連れで楽しめる
笑顔を乗せて「特別列車」が戻って来た
笑顔を乗せて「特別列車」が戻って来た

幸せ一杯夢いっぱいの家族連れも、トップオブザワールドなカップルたちも、皆楽しそうだ。
明らかに場違いな我々だって楽しいのだ、楽しくないはずがないだろう、このリア充ども。
周囲の目など気にしなければ、世の中、いくらでも楽しむことができるものだ。
…は〜ぁ

秋田・青森 秋の小旅行その2「弘前は美味しい」

弘前と言えば?

午前10時ちょっと前に弘前到着。
弘前城近くの駐車場に車を停め…ないで、そのまま某所へ向かう。
なんで?
弘前観光といえば、やっぱり弘前城じゃないの?
それはまあ、間違いではない。
というか、トレビアンな花見を経験したいなら、絶対外すことはできないし。

では、桜の季節以外なら?
アナタハヒロサキヲドウヤッテ楽シミマス?
ベストソリューションなんてものは人それぞれだろうが、ワタシ的には断然「虹のマート」がオススメ。
いやいや、むしろ弘前と言えば「虹のマート」でしょ。

オンリー焼き魚の惣菜屋 数度目の訪問だが、いつ来ても楽しい
オンリー焼き魚の惣菜屋 数度目の訪問だが、いつ来ても楽しい
ずらっと並んだオンリー焼き魚 弘前の食の奥深さを感じる 函館にも欲しいよ
ずらっと並んだオンリー焼き魚 弘前の食の奥深さを感じる 函館にも欲しいよ

絢爛豪華とは無縁だが、実に充実した惣菜の品々が、訪れた人の、目と舌と腹を楽しませてくれる。

最後に訪れたのは5年前だが、今回、さらにパワーアップした様子にエキサイトしつつ、嬉しさ半分、(函館にないことへの)悔しさ半分で、賑わう場内を探索。
まず向かったのが焼き魚専門の惣菜屋。
海のない弘前に焼き魚の専門店だと!?
最初に訪ねたときはホントに驚いたものだ。
訪ねたのは土曜の朝の10時過ぎだが、すでにけっこうな人入り。
弘前ってすげーな。

弘前といえばイガメンチ 相変わらずの売れ行き
弘前といえばイガメンチ 相変わらずの売れ行き
なめこのコンブ漬け風 「あ、青森!」と心の中でガッツポーズした一品 いい すごくいい
なめこのコンブ漬け風 「あ、青森!」と心の中でガッツポーズした一品 いい すごくいい
焼き魚の店とは反対側の一角の惣菜屋 ここのラインナップも素晴らしい
焼き魚の店とは反対側の一角の惣菜屋 ここのラインナップも素晴らしい
なんという質実剛健な布陣 名脇役で固められた盤石のラインナップに刮目せよ
なんという質実剛健な布陣 名脇役で固められた盤石のラインナップに刮目せよ
たらこの煮付け!目から汗が出てきそうなくらい懐かしい 酒がほしくなる
たらこの煮付け!目から汗が出てきそうなくらい懐かしい 酒がほしくなる
もちろん揚げ物にだって抜かりはない そしてなぜかスイーツまで
もちろん揚げ物にだって抜かりはない そしてなぜかスイーツまで
駄菓子の卸問屋的店まである ソースカツにちょっと心惹かれる
駄菓子の卸問屋的店まである ソースカツにちょっと心惹かれる
最終兵器ツブ 虹のマートに来ると必ず買うのだが…今回も買った 当然でしょ
最終兵器ツブ 虹のマートに来ると必ず買うのだが…今回も買った 当然でしょ
イガメンイ(イカメンチ)お買い上げ 数年前に比べ断然に美味かった
イガメンイ(イカメンチ)お買い上げ 数年前に比べ断然に美味かった

虹のマートたまりません。
場内の一角で、惣菜をつまみに、真昼間から酒を飲み明かせたら最高だな。
1泊2日「虹のマート飲んだくれツアー」。
今度企画してみようかな?
もちろん、宿泊は「津軽屋旅館」で。

弘前公園も忘れずに

虹のマートの素晴らしさに忘れがちな弘前城だが、やはり一度は見ておきたい。
というわけで、初見の相方のために弘前公園へと向かう。
普通は先に弘前城なんだろうけどね
などと、さきほど確認して置いた駐車場に車を預け歩き出す。

花の祭典をやってる関係の菊の花
花の祭典をやってる関係の菊の花
レンズを向けた先にあった秋
レンズを向けた先にあった秋

園内に足を踏み入れたものの、いろいろ撮りまくって、さっぱり前に進まない相方を尻目に、いくつか目に止まった情景を切り取っていく。
それにしても弘前公園、こんなに広かったっけ?
移設工事中の本丸入り口にたどり着くだけで、けっこうな時間を消費してしまった。
せっかくだから本丸を見ていくか?
逡巡したものの、あちらこちら工事中の本丸見学に、それ以上の時間を費やすこともなかろうと引き返す。
その時点で正午を回っていたし。
決して入場料310円が惜しかったわけじゃないんだからね。

三忠で昼食を

というわけで、津軽100年食堂で知られている「三忠食堂」へ向かう。
本場本物の津軽そばだ。
否が応でも期待が高まる。

三忠食堂の外観 津軽100年食堂の風格…を感じないわけでもない
三忠食堂の外観 津軽100年食堂の風格…を感じないわけでもない
知る人ぞ知る 知らない人はあまりいない地元の名店なのである
知る人ぞ知る 知らない人はあまりいない地元の名店なのである
 津軽そば 焼き干し、昆布、醤油だけのつゆ 意外としっかりとした出汁に感心する
津軽そば 焼き干し、昆布、醤油だけのつゆ 意外としっかりとした出汁に感心する
これが焼き干し えぐみがほとんど感じられない
これが焼き干し えぐみがほとんど感じられない
普通のかけそば 普通に美味しい こっちは返しが入っている 津軽そばとビジュアル被りすぎ 
普通のかけそば 普通に美味しい こっちは返しが入っている 津軽そばとビジュアル被りすぎ

つなぎに大豆を使った津軽そば。
とても柔らかく、箸で持てば切れてしまう。
そば粉十割ほどではないが、さぞかし「もっさり」してるだろうと思ったが、意外と滑らか。
歯ごたえを期待する向きには不適だが、やさしい歯ざわりと喉越しは悪くない。
返しを使わないシンプルなツユと相まって、なんというかアダルティな味わい。
今夏訪れた弘前「一力」のシンプルだが力強い蕎麦と、どこか似ている。

中華そばもイケるんです

中華そば 焼き干しの出汁がきいたスープがとても美味 細めの麺とよく合う マジで美味かった
中華そば 焼き干しの出汁がきいたスープがとても美味 細めの麺とよく合う マジで美味かった

ラーメン?
いいえ、これは中華そばです。
そうとしか呼べない。
昆布と焼き干しだろうか。
和風出汁が前衛、鶏がらスープ後衛を固めたスープ。
それと、細めの縮れ麺。
一口すすって、ゆっくり一呼吸すると、
シンプルだけど奥行きのある旨味が、身体中に滋養となって行きわたる。
まあ、一言でいえば「旨い」かな。
名脇役のような味わい深さ。
そんな感じだ。

津軽100年食堂の店内 飾り気なしにただ古い そこがマニアック
津軽100年食堂の店内 飾り気なしにただ古い そこがマニアック

秋田・青森 秋の小旅行その1「始まりは雨」

雨の中、船は海峡を渡る

台風の気配を感じつつ雨の中を出港
台風の気配を感じつつ雨の中を出港

現在5時9分。
青函フェリー「はやぶさ」青森行きの2階客室(雑魚寝部屋)で、眠い目をこすりながらブログアップ中。
いや、本当に眠い。

函館を出港して40分ほど経った。
相方は、船内の写真を撮りに行ったきり戻ってこない。
初めての「はやぶさ」乗船だ。
きっといろいろ撮りまくっているのだろう。

これから弘前を訪れた後、本日の宿泊地、大館の温泉宿「清風荘」に向かう。
天候はあいにくの雨。
こんな予報だったっけ?
予報では、もう少し天気が良いはずじゃなかったか?
台風接近が当初予想より早まっている影響なんだろう、
最新の予報では、帰路のフェリーと台風がジャストミートの可能性が高い。
しかも、超大型だってんだから、もう笑うしかない。

2泊3日の秋田・青森小旅行。
まあ、雨なら雨の楽しみかたもある、
そう割り切ればいい。
といいつつ、寸暇を惜しまずブログアップブログアップなのである。

薄暗い船室でブログアップ 電源があるとホント安心
薄暗い船室でブログアップ 電源があるとホント安心
午前7時半に朝食 ○ライアルで買ったサラダと鶏めし あまり美味しくなかった
午前7時半に朝食 ○ライアルで買ったサラダと鶏めし あまり美味しくなかった

ミラノからの道2 東京編その2

羽田空港第2ターミナル、ゲート70で搭乗待ち。

開始まであと10分ほど。
現在17時15分。
雨に濡れた滑走路が、宵闇に埋もれようとしている。
ずいぶんと日が短くなった。
と言いつつブログアップ。
でも、すぐ店じまいだな。
とりあえず一枚だけ写真をアップする。

ミラノからの道1 東京編その1

朝の亀戸駅北口 東京は午後から雨の予報
朝の亀戸駅北口 東京は午後から雨の予報

今日がミラノへの旅の本当の終わり。
自分ではそう思っている。
現在、午前9時。
東京の天気は曇り。
夕方近くからは雨の予報。
長袖シャツと薄めのジャケットでは、ちょっと肌寒い。

函館はずいぶんと寒くなったようだ。
最低気温が10度を下回っている。
涼しいというより寒い。
随分と秋のやつが張り切っているようだ。

ミラノの天気はどうかしている。
最高気温25度って、また夏に戻っているし。
イチョウの落葉が、道いっぱいに散らばっているというのに。
どうした秋。

やよい軒で朝食を

やよい軒で朝ごはんする
やよい軒で朝ごはんする
銀鮭定食530円と決めている
昨日から銀鮭定食530円と決めていた

ティファニーだったら素敵だろうが、やよい軒にはジャパニーズの良さが凝縮されている。
などと適当な言葉を並べつつ、ジャパーニーズな朝食をいただく。
一度食べて見たかったんだよな、やよい軒の朝食。

銀鮭定食 シンプルだが美しい
銀鮭定食 シンプルだが美しく美味しい

ありきたりの日本の朝食のようだが、昨今、こんな典型的なジャパニーズ・ブレックファーストには滅多にお目にかかれない。
自宅では皆無。
今年は、ゆぽぽ山荘とやよい軒だけだ。
やっぱり日本食はいい。
シンプルかつ美しい佇まい。
なによりも美味しい。
まあ、カフェオレとブリオッシュ、あるいはパニーニとズッパって朝食も抜群に美味いんだけど。

でも、なんだろう何かが足りないような気がする。
あ、そうか、野菜がないんだ。
イタリアンのジャパニーズもだめじゃん。
やっぱり1日のスタートはサラダだ。

野菜サラダ150円を追加
野菜サラダ150円を追加

まずはサラダをいただく。
あくまでベジファーストを貫くのが昨年来のスタイル。
なんと言われようとベジファーストである。

次は味噌汁。
申し訳程度のワカメが、朝定食の添え物感を演出。
この、さりげなさというか、普通さがサザエさんちの朝食っぽくていい。

やよい軒は白飯食べ放題。
そうか、そうか、ふーん。
焼き鮭の身をひとほぐし、ご飯とともに口に運ぶ。
おっ、この白飯、ただものじゃない。
もっちり柔らかいのに、一粒一粒、くっきりとした輪郭をもっている。
甘さはそれほど感じないが、それがまた、塩味控えめの焼き鮭とよく合う。

朝食に生卵は随分と久しぶり。
醤油をかけ、かき混ぜた納豆と合わせ、ご飯とともにいただく。
日本人のアイデンティたる美味を噛みしめる。

道ゆく人を眺めながら茶をすする
道ゆく人を眺めながら茶をすする

ポットから注いだイージーなほうじ茶を啜りながら、窓の外を見やる。
慌ただしげな人の流れをぼんやり眺めながら、だんだんと取り戻しつつある日常を感じざるを得ない。

さて、今日は小岩の街をもう一度訪れる予定。
だいぶ消えてしまった面影だが、未だ健在な店や街並みもある。
喫茶「木の実」でお茶をして、もし「タクト」がまだ営業しているなら、そこで昼食としよう。

ミラノしてます 8日目 東京編その2

赤提灯に誘われてミラノからきました、みたいな。
今宵は懐かしい街で飲み明かしたい気分。

懐かしの小岩駅北口 あまり変わっていない
懐かしの小岩駅北口 雰囲気はあまり変わっていない
ここがここが今宵の飲み処 立ち飲みのパラダイス
ここが今宵の飲み処 立ち飲みのパラダイス
まずはホッピーでしょう
まずはホッピーでしょう
今ワタシはパラダイスにいます
今ワタシはパラダイスにいます
モツ煮込み300円 味のしみた煮玉子という伏兵にやられた
モツ煮込み300円 味のしみた煮玉子という伏兵にやられた
玉子焼き100円 0.7ユーロだよコンチクショウ 美味いぜ
玉子焼き100円 0.7ユーロだよコンチクショウ 美味い
砂肝、ハラミ、カシラ各90円! 砂肝が超絶美味だった
砂肝、ハラミ、カシラ各90円! 砂肝が超絶美味
大勢の常連客で賑わっている ええ店や
大勢の常連客で賑わっている ええ店や
なんだか飲み足りなくてはしご酒 亀戸の立ち飲み超人へ
飲み足りなくてはしご酒 亀戸の立ち飲み超人へ
飲み物と超軽いつまみでスタート
飲み物と超軽いつまみでスタート
バリキングという酒350円 きいたことないが旨い
バリキングという酒350円 きいたことないが旨い
肉豆腐とチューハイ 合わせて350円 アンビリーバボ
肉豆腐とチューハイ 合わせて400円≒3ユーロ アンビリーバボ
テーブルはご覧おとおりドラム缶 店内はほご満員状態
テーブルはご覧おとおりドラム缶 店内はほご満員状態

飲んで飲んで飲まれて飲んで。
下町の立ち飲み屋の雰囲気、やっぱり最高だ。
ミラノのカフェやリストランテ、ピッツェリア、アルプスのテラスで酒を飲みながら過ごす時間も素敵だけど、やっぱり、城東界隈の居酒屋で飲んでいる時が一番楽しい。
といいつつ、来年はポルトガル再訪を考えていたりするのだが。

人生、楽しめるだけ楽しんだ方がいい。
ひとり旅とひとり酒を、これからも楽しむとしよう。

できる限り。

ミラノしてます 8日目 帰国編その1

日本に帰ってきた

成田へは予定より40分ほど早く到着。
追い風の威力ってすごいな。

着陸してほどなく、電子機器使用OKのアナウンスが流れる。
すぐに携帯電話を国内モードに切り替え、時刻設定を東京時間に変更。
同様にカメラの時刻も変更する。
スマホは自動的に変更されるから放っておけばよい。

ややあって携帯のアンテナが立ったので、ほどなくスマホのアンテナも立って、時刻も日本時間い変更されるだろう。
そう思っていたのだが。

いつまでたってもミラノ時間のまま

スマホの時刻表示がいつまでたっても7時間遅い。
こいつはまだイタリアにいるつもりなのか。
見るとアンテナがまったく立っていない。
何度か再起動してみたがダメ。
設定を確認したが、手動でセットするところはない。
利口だが、おかしくなったら手のつけようがないタイプだな。
それ以上トライしても無駄だろうから後回しにしよう。

スマホの件は後回しにして京成線に乗車
スマホの件は後回しにして京成線に乗車

スマホの件以外は極めて順調。
バゲッジ受け取りもいつになく早く、上野行きの京成線に予定より1便早く乗車。
ガランとした車内で、イタリア気分の抜けないスマホを眺める。
で、スリープ画面を解除しようとして、ふと、画面下にでているメッセージに目を止める。
いわく、SIMカードが挿入されていない云々。
ん?
挿入されていない?
無効になっている、とかじゃなくて?
あれれ?

とんでもないことに気づく

このメッセージ、ミラノ着いた頃からずっと出ていたのだが、海外だから日本のSIMカードを認識できないんだろうと思っていた。
今回はWiFiルーターを使ったから、SIMなしでも普通にネットを使っていたし、何の問題もなかろうと思っていたのだが…。
もしやと思い、スマホのパネルを外してみる。
すると、そこには、なんだか妙に頭が飛び出たSIMカードが。
なんだ、君が原因だったんだね。
カードの頭を押し込み、電源を入れると、ほどなくしてアンテナが立ち、イタリアンだった時刻がジャパニーズに戻る。
やれやれ。
と、そこで、当初SIMをレンタルするつもりで、イタリア到着早々にSIMカードをいじったことを、ようやく思い出す。

なんだ、原因はワタシだったんだね。

ということがあったものの、一件落着で電車が発車。
トラブルはあったものの順調なペースで亀戸へ向かう。
向かったのだが…。

成田空港へ引き返す

そのまま順調に進んでくれたらいいのだが、
そうはいかないのが今回の旅。
成田空港を発車して数分して、レンタルしたWiFiルーターを返却していないことに気づく。
またやってしまった…。
止むを得ず、グローバルWiFiに電話。
直接じゃなくても宅配便で返送可能とのことだったが、空港を出てまだ1駅しか過ぎていない。
WiFiルーター返却のため、成田空港に引き返すことにする。
やれやれ。

一件落着で船橋に到着 総武線各駅に乗り換える
一件落着で船橋に到着 総武線各駅に乗り換える

なんだかんだと出発が遅れたものの、あらためて京成線で船橋へ。
JR総武線各駅に乗り換え、13時半頃に亀戸へ到着。
結局、当初予定どおりである。
ドタバタでロスした時間が早めの到着で相殺されたカタチだ。
時速140kmの追い風に感謝しつつ、予約したホテルへ向かう。。

今宵のホテルへ到着
今宵のホテルへ到着

チェックインまで間があるので、荷物を預けて近隣を散策。
写真を撮りつつ、良さげな店で昼飯を取ることにする。

ホテル近くの商店街 良さげな雰囲気
ホテル近くの商店街 良さげな雰囲気
下町の商店街という雰囲気
下町の商店街という雰囲気
野菜が激安
野菜が激安
けっこうな客入り
けっこうな客入り
中華系の店や人が多い
中華系の店や人が多い
酒屋の店先
酒屋の店先
商店街とは反対側のエリアにポツンとこんな店が
商店街とは反対側のエリアにポツンとこんな店が
ミニ商店街の一角 ここだけ別世界
ミニ商店街の一角 ここだけ別世界

 

いろいろ良さげな店があったが、どこもブログアップできそうなスペースがない。
なので、ホテル近くのやよい軒で生ビールを飲みながらブログアップ。

卵焼きをつまみに1杯。
唐揚げ、冷奴、とろろをつまみにもう1杯。
店員の丁寧な接客を横目に、ビールをあおる。
日本に帰ってきたという実感がわいてくる。

卵焼きとビール560円 およそ4.5ユーロ やっぱり安い
卵焼きとビール560円 およそ4.5ユーロ 卵焼きが美味い
ミニ唐揚げ180円 美ふつうに味い
ミニ唐揚げ180円 揚げたての唐揚げとキンキンに冷えた生ビール 日本だな
これぞ日本の味 冷奴100円 0.7ユーロ
これぞ日本の味 冷奴100円 0.7ユーロ 安いぞニッポン

昼下がりのビールは美味い。
ついつい2杯飲んでしまった。
時刻は16時。
ホテルのチェックインの時間だ。

部屋に入って一休み。
ロングフライトの疲れがどっと襲ってくる。
それでも夜はもう一飲みするぞ。
テンションが下がるどころか、帰国してあがる一方。
ミラノじゃなく、日本居酒屋紀行した方がいいのかもしれない。
というか、いいな、実際。

夕闇迫る裏通り 赤提灯が読んでいる
夕闇迫る裏通り 赤提灯が読んでいる

ミラノしてます 7日目 アリデベルチ編

朝食はパニーニとミネストローネ しめて3ユーロほど 美味い
朝食はパニーニとミネストローネ しめて3ユーロほど 美味い
昨夜は深夜まで荷造り
昨夜は深夜まで荷造り
アルベデルチ レジデンス・デ・ラ・チッタ
アルベデルチ レジデンス・デ・ラ・チッタ
中央駅からマルペンサシャトルに乗り込む
中央駅からマルペンサシャトルに乗り込む
マルペンサ空港ターミナル1のチェックインカウンター
マルペンサ空港ターミナル1のチェックインカウンター
この時点ではまだ搭乗ゲートが決まっていなかった
この時点ではまだ搭乗ゲートが決まっていなかった

今、マルペンサ・ミラノ空港の搭乗ゲートBのどこか。
現地時間で13時を回った。
日本は夜の8時だな。

目の前に両替所がある。
好きで座っているわけではない。
ここしか電源がないのだ。
というわけで、ノーパソとスマホを充電しながらブログアップ中。
他に電源はほぼゼロ。
あっても椅子がない。
なんてこった。

こんなに電源がない国際空港、初めてかもしれない。
リスボンは…覚えてないが、パリ、イスタンブール、ワルシャワ、サラエボ、どこも電源があった。
パリ(シャルル・ドゴール空港)は別格で、どこの椅子も大概ACコンセント完備で、電源パラダイス状態だったが。
あとはそれなりだったけど、電源を求めて彷徨うほどひどくはなかったな。
ゲートBに電源コンセント使える椅子が1つなんて…ひどいよね。

アートな空港だと思うがだ電源がない!
アートな空港だと思うがだ電源がない!

あと、トイレも少ない。
その一方で物売りのショップが多い。
国際空港って、だいたいそうなんだけど、さすがにミラノ。
グッチだのシャネルだの、他の空港より多いんじゃないだろうか。
ことさら匂いがきついような気がする。
あと、けっこう移動距離があるのに、動く歩道がごくわずか。
あっても一方通行、つまりゲートに行くベルトしかない。
搭乗ゲートを間違ったらしんどいなこりゃ。

搭乗ゲートが決まったようだ。
B58、ビンゴだ。
搭乗開始2時間前にようやく決まるとは、やっぱりイタリアンなのかな

搭乗ゲートB58近くのカフェで軽めのランチ
搭乗ゲートB58近くのカフェで軽めのランチ
なんだかんだ言って美味い それもかなり
なんだかんだ言って美味い それもかなり

イタリア最後の食事はパニーニとペリエ、しめて10ユーロ。
1300円!
もっとも、普通の店でも1000円くらいだろうから、イスタンブール空港ほどのぼったくり感はない。
ミラノ物価に慣れてしまったのかもしれないが。
ただ、このパニーニ、悔しいほど美味い。
クリームチーズとズッキーニのグリルと、ドライトマト、ただそれだけなんだが、なんでこんなに美味いのか。
特に、たっぷりのクリームチーズがドライトマトの甘みと香りが絡み合い、それを全粒粉のパンがどっしり受け止めている。
美味いなぁ、でも、店員は今回の旅行で一番無愛想かもしれないなぁ、もう慣れたけど。
イタリア人って、皆親切なわけじゃないんだよね。
というか、大都市の店員って、だいたい愛想のない人間が多いような気がする。
田舎は親切な人が多かったし。
それでも、パリのひどさに比べたら、何倍もマシだと思う。
イタリアもいろいろだな。

さて、そろそろ搭乗時間のようだ。
これから12時間ほどブロイラー状態なんだよな。
到着は明日の午前。
東京で1泊して、函館に戻るのは明後日の夜の予定だ。

ミラノよさようなら、また来ることは多分ないだろうが、それなりに楽しかった。
アリベデルチ、イタリア!
アリベデルチ、ミラノ!

ミラノしてます 6日目 その1

なんだかんだと6日め。
明日、成田行きの便で日本に戻る。
あっという間だな。

本日のミラノは曇り。
この1週間ほどで、ぐっと気温も下がって来た。
朝晩は、厚手のジャケットの上に、さらにパーカーを羽織ることが多い。
さて、今日はこれから土産を探しにイータリー(Eataly Milano Smeraldo)へ。
いろいろ物色したあと、中央駅から数百メートル、9番線沿いのレストランで、今度こそミラノ風リゾットを。
どこかで一休みしがてらブログアップ、ついでにアリタリアのWebチェックイン。
そのあと、買い物を済ませ、青い鳥(トラム1番線)でアパートに戻る予定。
さて、出かけるとしよう。

トラムでイータリーへ向かう 10番線なら乗り換えなし
トラムでイータリーへ向かう 10番線なら乗り換えなし
イータリー 食材のデバートだが思ったより品数が...
イータリー 食材のデバートだが思ったより品数が…
イートインやレストランに重点を置いている感じだ
イートインやレストランに重点を置いている感じだ

ランチはリゾットがいい

というわけで、Ristorante IL PAIOLOでリゾットをいただく。
だが、いくらメニューを見てもリゾットという文字がない。
ウェーターに尋ねると、本日はポルチーニリゾットがおすすめらしい。
もしかするとメニューにはないってやつ?
念のため料金を聞くと9ユーロ。
まあ、良心的な方だろう。
ただ、水とビール(ハーフサイズ)で7ユーロだから、けっこうな料金になってしまう。
まあ、しかたがない。
ウェーターの感じもすこぶるいいし、雰囲気も悪くない。
あと、日本語メニューがあるのには驚いた。

ポルチーニのリゾッド9ユーロ 美味い
ポルチーニのリゾッド9ユーロ 美味い
14時も近いというのにけっこうな繁盛ぶり
14時も近いというのにけっこうな繁盛ぶり

いい店だと思う。
ごちそうさまでした。

さて、次のタスクに進もう。

 

ミラノしてます 5日目 スイス編セカンド その2

ガスで五里霧中の絶景テラスはちっとも絶景ではなかった

まあ、ガスで視界ゼロという可能性も考えていたし、途中、素晴らしい風景を堪能できたので、さほど落胆することなく、まずはカフェで一服することにする。

カフェでカフェを注文する
とりあえずカフェでカフェを注文する
時折振り返って様子をみるが....。
時折振り返って様子をみるが….。
さっぱり晴れないので諦めて昼ごはんにする
さっぱり晴れないので諦めて昼ごはんにする

サラダが美味い。
ビールが美味い。

スイスといえばチーズフォンデュでしょ
スイスといえばチーズフォンデュでしょ

チーズが最高に美味い。
でも、どれも半端なく量が多い。

 

ミラノしてます 5日目 スイス編セカンド その1

ティラノ便の車内 どこが1等なのかわからない
ティラノ便の車内 どこが1等なのかわからない

Regionala 2550 Tilano行き どこかのシートの上。
列車は定刻6時20分に中央駅を発車。
今、ティラノへ向かっている。
あと40分ほどだろうか。

ベルニナ線に乗って、山頂駅でランチするためだが、天候は今ひとつどころか、今ふたつ。
ガスだか霧だか雲だかであたりがかすんでいる。
それにしても危うく列車を間違え、ティラノではなく、トリノに行くところだった。
先日のスイスの湖畔事件の反省がまったく生かされていない。
要注意である。

充電しながらブログアップ中
充電しながらブログアップ中

8時24分、Sondiro?に停車。
けっこう人が降り、パラパラと人が乗ってくる。
Sondiro、どんな町?

空気が冷えて来た。
標高も高い。
外が寒そう。
先ほど、ほんの少しだけ雲の切れ間が見えた。
昼までには晴れてくれそうな気もする。
晴れてくれればいいな。
あと10分ほどで下車だ。
準備をするとしよう。

ベルニナ!ベルニナ!ベルニナ!

憧れのベルニナ線
憧れのベルニナ線 とうとうやって来た

11時5分。
定刻にティラノ到着。
隣接したホームにベルニナ線の車両が見える!
憧れのベルニナ線、生ベルニナ列車だ。
エキスプレスじゃなくてローカル線だが、その方が絶対楽しいという確信がある。
観光客で満杯の、高いだけで撮影の自由度も少ないベルニナエクスプレス。
予約せずに、現地の窓口で買った方が断然安いし。
というわけで、下車早々、ベルニナ線の窓口に向かい、アルプ・グリュム往復チケットを購入。
日本円で4400円ほどと、予想よりはるかに安く済んだ。
ベルニナエクスプレスの半額近いんじゃないか?

憧れのベルニナ線車両 丸ごとスイス
憧れのベルニナ線車両 丸ごとスイス
憧れの...以下略 2等のシート スイスだ
憧れの…以下略 2等のシート コンセントがある

いざ、絶景のテラス席へ出発

9時40分。
サンモリッツ行き普通列車は定刻発車。
スイスの列車が遅れるわけがない。
と思わないわけにはいかない。
なぜならスイスだから。

ホームを出て数百メートル進むと、列車はなんと併用軌道を走行。
専用軌道じゃなく一般道路を走るのだ。
つまり江ノ電状態。
テンションは、もはやマックスぶっちぎり。
もう、じっとしてはいられないが、それは帰路の楽しみにして、車窓の風景を楽しむ。

憧れのループ橋 ガスがかかっているが気分は最高
憧れのループ橋 ガスがかかっているが気分は最高
ほんまにループしとる
ほんまにループしとる
しばらく進むといきなりの晴天
しばらく進むといきなりの晴天 スイスや!
今、ワタシは天国にいる
今、ワタシは天国にいるんじゃなかろうか
絶景!マーベラス! しかし、次第にガスが...
絶景!マーベラス! しかし、次第にガスが…
オーマイ!アルプ・グリュムはガスの中だった
オーマイ…アルプ・グリュムはガスの中だった
絶景テラスもご覧のとおり 残念
絶景テラスもご覧のとおり 残念だが仕方がない

11時5分、アルプグリュム到着。
あたりはガスに覆われている。
残念。
晴れそうな気もするが、なんとも言えない。
絶景テラス席で絶景ランチといくかどうか、しばらく駅併設のカフェ・レストランで待って見ることにしよう。
さて、果たして絶景ランチの夢は果たせるか?

ミラノしてます 4日目 その1

 

ミラノ4日目の朝 空気が少しひんやりして来た
ミラノ4日目の朝 空気が少しひんやりして来た

えーと、きょうは日曜日だったな。
ヨーロッパじゃ休みの店が多い。
などと考えながら起床。
7時半を過ぎたが、それにても空が暗い。
窓を開けると、少しだけ空気がひんやりしてる。
もう10月だしな。

ともあれ、まずは朝食。
なかなか減らない食材もこれで最後だ。
毎日、同じメニューじゃさすがに飽きるし。
今日から外食を増やすことにしよう。
などと考えつつ、残りもので簡単に済ます。

 

日曜の朝の簡単すぎる朝食と舞台裏
日曜の朝の簡単すぎる朝食と舞台裏

今日はどうする?

さしあたってはランチをどうするか。
ミラノ風カツレツの店にでも行くか。
それで昼からワインってのも悪くないな。
そのあとトラムに乗って、気が向い場所で降りて、ぶらぶら歩きながら写真を撮って、適当なカフェで休んで、気が向けばブログアップでもしようか。

などと考えてる間にも時間は過ぎて行く。
なんだかんだで10時を回ってしまった。
まずは街に出て、ぶらつきながらアイデアを考えるとしょう。

などと言ってる間にも時間は過ぎて行く。
身繕いに食器洗い、筋トレとストレッチ。
なんだかんだ済ませていたら、すっかりと遅くなってしまった。
結局、アパートを出たのは11時過ぎ。
もう昼じゃん…まあ、いいか。
薄手の上着をコーデュロイジャケットに変え、気温がめっきり下がり始めたミラノの街へ繰り出した。

ランチはトラムに乗りながら考えよう

9番線に乗りながら考えよう
9番線に乗りながら考えることにする

カフェでじっくりプランを練るという選択肢もあったが、先日乗った9番線トラムのルートがどうにも気になって仕方がない。
なので、トラムに乗りながらプランを立てることにする。
まあ、さしあたってはランチだな。

というわけで、まずは中央駅のTabacchi(タバッキ)に向かう。
地下のタバッキ(以下地下タバ)はバリ混みのことが多いので、今回はプラットフォーム階のタバッキで一日乗車券を購入することにした。

One day ticket,please.

地下タバ同様愛想のないオバチャンに、地下タバ同様、英語で「One day ticket,please.」と伝え、5ユーロ50セントを渡す。
1日乗車券は4.5ユーロ。
ちょうど1ユーロおつりが来る計算だ。
オバチャンが「One day ticket?」と聞き返すので「Yes,one day ticket.」と返す。
OK、ノープロブレムだ。
チケットと釣り銭4ユーロをオバチャンの仏頂面とともに受け取り、9番線のトラムストップに向かう。
さあ、何を食べる?
どの店にする?
どういうルートでたどり着く?
そのあとどうする?
実は何かがおかしかったのだが、頭の中はすでに今日のプラン、ランチのことでいっぱい。
そんな状態なものだから気づく由もない。
スイスの教訓はまったく生かされていない、まったく。
結局、おかしな事が何か、ちっとも気づく事なくトラムに乗車する、ハッピーなワタシであった。

9番線に乗って

9番線、7番線用車両 全席クロスシートである
9番線、7番線用車両 全席クロスシートである

9番線のトラムは最新型の連接車。
いわゆるノンステップ車両で、9番線、7番線に使われている。
その鮮やかなターコイズブルーのクロスシートに座るや、スマホを取り出し、先ほどチェックしておいたランチ情報にアクセスする。

余談だが、9番線に旧型車両は走っていない。
ようやく分かったのだが、ミラノの路面電車は、どうやらラインによって使う車両が決まっている。
逆に言えば、車両を見ると、そこが何番線なのか、ある程度わかるということだ。
ある程度というのは、33番線、5番線、1番線のように、まったく同じボギー車を使っている路線もあるから。
ミラノのトラムは、とにかく路線が複雑で、地図にない路線(廃線もしくは非営業路線)まで存在する。
とてもじゃないが、滞在中に全線を辿ることはもちろん、全タイプ車両に乗ることすら無理かもしれない。
いや、無理だろう。

ランチはミラノ風でいこう

ともあれ、さしあたってはランチだ。
食べるものは大体決まった。
ミラノ風カツレツ、ミラノ風リゾットのいずれか。
ミラノ風リゾットは、店によってはオーソブッコとのセットの場合があるようだ。
候補の店をピックアップし、日曜休業の店を除外する。
このフィルタリングで、けっこうな店が脱落。
仕方がない。
ここはミラノでイタリアでヨーロッパだから。
近年、日曜営業の店も増え続けているようだが、当然のようにお休みする店も少なくない。
路面電車だから、シャッターを閉めた店がよく分かる。
みんな休んでやがるまったく。

リストランテ・サバティーニに決める

路面電車に乗りながらスマホで店選び。
いくつかの候補の中から、日曜営業かつ評判良さげかつ9番線電停から近い店、リストランテ・サバティーニをチョイス。
ちょうど、これから停まるP.ta Venezia電停から、徒歩数百メートルほどという偶然。
これは行けということだな。
というわけでリストランテ・サバティーニへ向かう。

リストランテ・サバティーニの外観
リストランテ・サバティーニの外観
これぞミラノのミラノ風カツレツ でかい
これぞミラノのミラノ風カツレツ でかい
食べ終えて一休み 食べすぎて動きたくない
食べ終えて一休み 食べすぎて腹がパンクしそう 頭もパンクしそう

このレストランの詳しい感想・食レポについては、あとでアップの予定だが、美味しいと思うが、コスパが悪すぎるという印象。
無愛想では決してないが、なぜだか、あまりフレンドリーな感じもしないし。
フィレンツェでの印象が良すぎたんだろうか。
コペルト(写真手前のパンとグリッシーニ)もひどい。
無料じゃないこと、一切れでも手をつけると1皿全額取られることは知っていた。
知ってはいましたよ。
だからって、パサパサに乾燥したパン一切れに3ユーロ?
これ全部で3ユーロってのもひどいが、一番小さい1片が3ユーロ、日本円で400円弱だと?
せいぜい2ユーロでしょ、美味しければ。
1ユーロだって払いたくないがルールはルール。
仕方がないと分かっているが、どうにも腹の虫がおさまらない。
腹はパンクしそうだが、頭もパンクしそうだ。

美味しいと思うけど、これでトータル4000円弱の内容とは。
ぜんぜん納得できませんサバティーニ。
2度目ないでしょうフォーエバー。

Ristorante Sabatini
http://www.ristorantesabatini.com/

ピザでリベンジ

昼飯で失敗したので、晩飯は近所のピザ屋Pizza Bigへ。
口コミも悪くないが、なにより、いつも満席なのをこの目で見ているので、期待が持てる。
開店が19時とちょっと遅めだが、その頃には腹も腹の虫も収まっているだろうし、ちょうど良い。
というわけで、19時過ぎ訪問。

Pizza Bigの外観 平日はテラス席も賑わっている
Pizza Bigの外観 平日はテラス席も賑わっている
恐ろしいくらい種類がある
恐ろしいくらい種類がある
開店してすぐの状態 このあた急に満席となる
開店してすぐの状態 このあた急に満席となる

種類が多すぎて迷うところだが、ここは定番のマルガリータを注文。
ビールを飲みながら待つこと数分、現れたのは巨大な円盤だった。
やばい。
40cm…はないか、でも30cmはゆうに超えている。
これ、どう考えても2人分だろ。
と思ったが、隣のテーブルの、上品そうなご婦人も同じサイズを食べている。
嘘だろ。
食えるかな?
と不安を抱きつつナイフで一切れ(イタリア人はナイフとフォークで食べる。手づかみで食べる人をみたことがない)。
あれ?
なんという生地の薄さ。
なのに、なんというモチモチ感。
焦げたところの、なんというカリカリ感と香ばしさ。
それと、チーズとトマトソースの美味さ。
見た目よりずっと軽やかで、腹にズシンとこない。
これはいけるかも。
ナイフでカット、フォークで口に、ビールでフィニッシュ。
結局、このリズムでペロっといっちゃいました。

絶対食べきれないと思った巨大さ
絶対食べきれないと思った巨大さ

これで11ユーロ、つまり1500円くらい?
う〜ん、やっぱり安いとは思えない。
でも、これ為替レートの問題で、ユーロで考えるとちょうど1000円くらいの感覚なんだよな多分。
まあ、サバティーニに比べるとずっとマシか。
スタッフの感じもすごく良かったし。
そういえば、ミラノでフレンドリーな雰囲気を感じたのは、この店が初めてかもしれない。
イタリアに来たという実感を、少しだけ味わうことができた。
ご馳走さまでした。
また来ようかな?

ミラノしてます 3日目 スイス編その3

湖畔のカフェで船を待っていたら大変なことになった

ホットコーヒーでほっと一息
ホットコーヒーでほっと一息

本格的に降り出した雨に、たまらず船着場前のカフェに飛び込む。
コーヒーを頼み、一息ついてブログアップ。
何は無くともブログアップである。

優雅にブログアップ 一見そう見える
優雅にブログアップ このときはそうだった

時刻は17時ちょっと前。
船着場の電光掲示板によると、Spiez行きは17時8分。
時刻表では17時2分だが、遅延が出ているのだろう。
電光掲示板はリアルタイム表示だからな。
などと、のんびり構えていたら、インターラーケン方向から船がやってきた。
おかしいと思ったものの、電光掲示板によると、先に来た方がインターラーケン行き。
そのあと数分後に来るのがシュピーツ行きだからと、ようやく荷物をたたみ始める。
会計を済ませている間に、最初の船が桟橋を離れ、続いて、次の船が接岸準備に入った。
電光掲示板どおりだな。
なんでシュピーツ方向からやって来て、インターラーケンに船首を向けているのだろうと訝しんだものの、気のせいと気のせいノープロブレム。
余裕を持って桟橋に向かう。
思えば、このとき、すでに手遅れだったわけだ。

シュピーツ?え、インターラーケン?

雨が降る桟橋には私一人。
バス停にも誰もいない。
なんでインタラーケンに船首を向けているのか、なんとなく嫌な予感がする。
船が接岸した。
クルーがタラップを下ろし、乗船を促すので尋ねてみた。
「シュピーツ?」
「シュピーツ?インターラーケン!」
あ、やらかした、とその時全てを悟った。
先ほど見た電光掲示板、あれはバスの時刻表だった。
行き先がまったく同じで、スケジュールが酷似していたので気づかなかったのだ。

手前がバス停 奥が船着場 電光掲示板が恨めしい
手前がバス停 奥が船着場 電光掲示板が恨めしい

というか、バス停と船着場、およそ50m離れている。
バス停に船の電光掲示時刻表など、あるはずがない。
ある方がおかしい。
あると思うヤツの頭の中身がおかしい。
自分のことだ。

次の船は1時間半後。
ミラノへ戻る列車が出た後の到着だ。
ダメだ俺。
対岸のシュピーツの街並みが雨に煙っている。
少しずつ、空の明るさが失われている。
異国の名も知らぬ湖のほとりで、雨に打たれながら、一人途方にくれるワタシであった。

一人取り残され呆然と対岸の町を見つめる
一人取り残され呆然と対岸の町を見つめる

湖のほとりで腹をくくる

あと2時間でシュピーツに戻らなければいけないが、船は1時間半後。
一番早いバスは30分後のインターラーケン行き。
次は、その数分後のトゥール行きだ。
タクシーはいない。
というか、レストハウスがあるだけで、他に何もない。
誰もいない。
ヒッチハイク?
その手も考えたが、冷静になろうと自分に言い聞かせる。
何が問題なのか。
ミラノに戻る方法ならいくらでもあるじゃないか。
おそらく今日中に戻れるし、多分、出費も1万円以内に収まる。
それほど大きなダメージじゃない。
悩んでいるのは、予約した列車に間に合うかどうかだ。
だったら、それを諦めればいい。
腹をくくればいい。
そう思ったら、俄然元気が出て来た。
なんだ、大したことないじゃん。

まずインターラーケンに行こう

インターラーケン行きの路線バス車内
インターラーケン行きの路線バス車内

使える交通機関は路線バスしかない。
OK、上等だ。
問題は行き先。
トゥールかインターラーケンか。
路線図を見ると、どっちを選んでもシュピーツにはたどり着けそうだ。
バス停の数=バス路線距離はトゥールの方が多い。
列車の駅数もそれなりある。
一方、インターラーケンまでのバス停は割と少ない。
シュピーツとインターラーケンの列車駅は、路線そのものが記載されていないものの、接続線があることは分かっている。
問題はその駅数だ。
頭の中で地図を再生する。
スマホを見るという手もあったが、時間がおしい。
記憶を頼りに、距離を比較する。
結論が出た、インターラーケンだ。
インターラーケンの方が近い。
というわけで、17時34分のインターラーケン駅行きのバスに乗る。
どのくらい時間がかかるか不明だが、Google先生によると車で15分ほどの距離である。
バスなら30分あれば着くだろうと予想。
そこでGoogle先生に、インターラーケンとシュピーツの交通機関を検索。
すると、なんと18時、18時20分、18時30分発のシュピーツ行き列車がある。
所要時間は20分。
やった!間に合う!
多分だけど。

18時20分のシュピーツ行き
18時20分のシュピーツ行き 間に合った!
雨に煙る湖をぼんやりと見つめる
雨に煙る湖をぼんやりと見つめる

神は見放さなかった

結局、予約したユーロシティに間に合い、無事ミラノへ戻ることができた。
追加で、ちょっとしたミスをやらかしたのだが、まあ、笑い話だ。
今回の件でグーグルは先生から神にランクアップした。
神に見放されずにすんだのは、スマホとWiFiルーターの存在。
それと、モバイルバッテリーのアシストだ。
ありがとう現代テクノロジー。
ネットワーク万歳。

しかし、何と言っても、難事の際は腹をくくることが一番だな。

ミラノしてます 3日目 スイス編その2

船で対岸のケーブルカー乗り場へ向かう
船で対岸のケーブルカー乗り場へ向かう
アンテナらしきものがあるのが山頂
アンテナらしきものがあるのが山頂
ゴンドラで山頂を目指す
ゴンドラで山頂を目指す
山頂からの眺め 足がすくむ
山頂からの眺め 足がすくむ
山頂のテラスでアルプスを眺めながら昼ごはん
山頂のテラスでアルプスを眺めながら昼ごはん

今、15:08。
スイスはBerghaus Niedehornとか言う山の頂のテラスハウスで遅めの昼ごはんを食べ終え、EICHHOFとかいうビールを飲みつつ、ブログアップしている。
ここではBergenhaus WiFiがフリーで使える。
ありがたや。
この1時間で急に冷え込んで来た。
念のため、防風パーカーを持って来たのだが、大正解。
メガドンキ2Fにあるショップの改装閉店セール、かつ、タイムバーゲンで買った格安パーカーだが、見事に冷気をシャットダウン。
持ってきて良かった。

こうしているブログアップしている間に、気温はさらに下がり続けている。
天気予報によれば、この辺りの「平地」の最低気温が7度だから、山の上は相当に寒い。
いや、マジで寒くなって来た。。

それにしても、スイスはええとこや。
「もてなし」がきっちりできている。
比べるとミラノの粗雑さが浮き彫りだな。

スイスは物価が高いというイメージがあった。
事実、交通費は高いと思う。
イタリアの倍以上するんじゃないだろうか。
でも、食べ物に関しては、思ったほど高くはなかった。
写真のランチは全部で7フラン弱。
日本円で700円ちょっとだ。
山頂のレストハウスということを考えると、きわめて良心的な価格と言える。
もしかしたら、ミラノより安いんじゃないだろうか。
しかも美味い。
特にパン(プレーン)とクロワッサン(アンコみたいなペースト入り)の美味さときたら抜群だ。
パンは「パリッ」、クロワッサンは「サクッ」。
どちらも「皮」が命だということをよくわかってらっしゃる。
アルプスの山の上で、こんなに美味しいパンに出会えるとは吃驚だ。

サラダも普通に美味しい。
しかも、ドレッシング2種。
トッピングとしてクルトン2種類が用意されているなど、イタリアじゃ考えられない内容だ。
しかもサーブはビュッフェスタイル。
なんと3.5フランで食べ放題(?)
いや、食べ放題ってのはちょっと違うと思うが。
種類も豊富、珍しい食材もあって興味深い。
気に入ったのはレンズ豆のカレー風味サラダと、ザウワークラウトっぽいサラダ。
その味付けや見ためや構成は、隣国イタリアよりよっぽど日本近いと思った。
というか、これ、まんま日本のホテルのサラダバーだよなぁ。

なんだか一段と寒くなって来たと思ったら、あたり一面ガスがかかって来た。
だめだこりゃ。
予定を繰り上げて下山するとしよう。

ミラノしてます 3日目 スイス編その1

ユーロシティの座席 電源完備
ユーロシティの座席 電源完備

今、スイスのシュピーツへ向かっている。
現在、午前8:13。
日が昇り終わったと言う感じで、ほんとはもっと明るいはずなんだろうが…くらい。
ふと見ると、窓の外には湖が広がっている。
などと、ユーロシティ50の5号車、シート101でブログアップ中。
しかし、山間に入るとWiFiルーターが役立たずになるので、なかなかオンラインにならない。
それにしても、湖の景観素晴らしい。
通路反対側のシートに移ろうかな?
こっちは山側で、すこぶる景色が悪い。

ようやくネットが繋がってブログアップ。
現在8:46。
ドモドソラ?
イタリアの街らしいが、国境境?
英語でパスポートを用意しとけというアナウンスがあった。
どれどれ。

それにしても、あと1時間ほどでシュピーツだ。
ほんと近いなスイス。

あ、スイスだ!

スイスに入った途端奇跡が起きた。
天候が急回復。
そこに神がいた。

駅前から見たシュピーツの街駅前から見たシュピーツの街
駅前から見たシュピーツの街
教会の右端の船着場から、対岸の山の頂上を目指す
教会の右端の船着場から、対岸の山の頂上を目指す

すごいぞスイス。
あまりの急変(いい意味で)ぶりに、ダウナーになりかけていた心が復活。
テンションあがりまくりで写真を撮る。
すげー、アイガー(たぶん)が見える。
ユングフラウ(たぶん)も見える。
スイスに来たんだな、と実感。

コーヒーとアイスクリームいただきながら船を待つ
コーヒーとアイスクリームいただきながら船を待つ

今、何とか言う湖のほとりのカフェでブログアップ。
現在11:50。
12:30のボートで対岸に渡り、それからケーブルカーでなんとかいう山の頂上を目指す。
それにしても、スイスとイタリアというか、ミラノはエライ違いだ。
ここはいい。
静かで清潔で、街の人も明るく親切だ。
木で鼻をくくった対応が標準装備であるかのようなミラノに比べたら、素晴らしい居心地の良さだ。
シュピーツに着いたのは9:50。
観光案内所で超親切な女性から、船とケーブルカーの詳細な情報をゲット。
ついでに、スイスフランを全く持っていないことを告げ、カードだけでOKか確認。用意した方がいいとのことで、ATMの場所を教えてもらう。
その後、駅の売店で超親切なお兄さんから水とチョコ(3フランほど)を買って、フェリー乗り場へ。
窓口の親切な女性から対岸への往復チケットと購入。
隣接したカフェの超親切なお姉さんからコーヒーとアイスクリームを買って今にいたる。
こんなにいいところだとは思わなかったよスイス。
人は親切で明るいし、静かだし、ゴミはほとんど落ちていないし、なんだか日本にいるような安心感さえある。
ミラノじゃ、警戒センサー全開で過ごさなければいけないからな。

それにしても、こんないいところなのに、ネットの情報がほぼゼロ。
今回、丸腰かつ出たとこ勝負もいいところで訪ねたのだが、なんか、とてもいい旅になりそうだ。
ありがとうスイス。
明後日また来るけど、とりあえず。

ミラノしてます 2日目

目を覚ますと部屋が明るい。
時計を見ると午前8時。
イタリアはサマータイム。
日本で言えば、朝6時頃だろうか。
日の出が遅く、日の入りも遅い。
だからと言って、遅く起きる理由にはならないけど。
まあ、遅く起きたのは飲みすぎたせいだ。
飲みすぎたのはワインとチーズが美味すぎたせいだ。
ワインとチーズが美味いのはイタリアのせいだ。
つまり、イタリアにいるからである。
不可抗力ってやつだな。
そういうことにしておこう。

本日はトラム乗りまくり撮りまくり

専用軌道を走る5番線
専用軌道を走る5番線

午前11時。
昨日の夜とほとんど変わらないメニューの朝食を作り、朝の儀式もろもろを済ませ、ようやく街に飛び出した。
休日の朝って感じがイタリアン。
などと自分に言い訳しつつ。

まずは、中央駅地下の売店で1日乗車券を買って、駅西側のトラム乗り場へ向かうことにする。
特にお目当の場所があるわけではない。
路面電車に乗りまくって、良さげな撮影ポイントを見つけたら降車。
歩きながら、トラムと街の風景を撮りまくるという、いつものパターンだ。
ところで、一日乗車券、せっかくイタリア語で「Vorrei un abbonamento giornaliero.」というフレーズを覚え、張り切って売店に向かったら、「One day ticket 4.5 EURO」という張り紙が。
結局、英語で購入できたというか、してしまった。
ラッキーなのか、アンラッキーなのか、微妙なところだ。
せっかく覚えたのだから、今度別の売店で試してみようか。

とりあえず乗ってみた

まずは5番線に乗ってみる
まずは5番線に乗ってみる

中央駅の電停は3箇所あるが、まずは西側の路面電停から旧市街方面を向かうことにする。
まずは終点を目指し、途中、良さげなポイントで降りて撮り歩く。
リスボン、クラクフ、イスタンブール、サラエボでもそれでOKだったから、ミラノも大丈夫だろうと思っていたのだが…。
結論から言えば、とんでもなく甘い考えだった。
それが、どのくらい甘かったか…詳しくはのちほどアップ予定とさせていただく。
明日早朝、スイス行きの列車で初アルプスの予定だ。
現在23時30分。
酒は飲まずに寝ることにしよう。