もっきりで最高にごきげんな夜

函館人なら「もっきり」でしょ

丸善瀧澤酒店のカンターで談笑する客と店主 DMC-GX8 + LEICA DG 12-60mm
○澤酒店 ここは酒飲みのエルサレム 約束の地
 DMC-GX8 + LEICA DG 12-60mm

定刻に仕事が終わらない金曜の夜。
しかもジェイソンが跋扈しそうな13日。
ワタシはとうとう、ファイナルアンサーな酒場と巡り逢ってしまった。
しかもマイホームタウン函館で。
いわゆる青い鳥ってやつでしょうか。
幸せは灯台もと暗しって、あれです。
先日、東京の立ち飲み屋2軒を訪れて、こんな店いいな、あったらいいな。
でも函館にあるわけないしね、などと思っていた矢先だったので、本当に驚いた。
やるな○澤酒店。

そもそもはシェルバーがお目当てだったのだが

シェルバーきさらぎの貝焼き3種盛り プリプリの牡蠣が美味 DMC-GX8 + LEICA DG 12-60mm
貝焼き3種盛り プリプリの牡蠣が美味し
 DMC-GX8 + LEICA DG 12-60mm

シェルバー、つまり貝と酒を供する店である
名前はひらがなで「○さ○ぎ」。
キューティーハニーの名字と言えばわかるだろう。
ニューヨークのオイスターバーを模したのか、なかなか洒落たコンセプトで好感が持てる。
シェルだから2枚貝がメインというか、サザエやツブ、アンモナイトのような巻き貝は対象外。
確かに、メニューにアンモナイトはない。

良い店だと思う…安ければ

「シェルバーきさらぎ」お通しのおでん400円 DMC-GX8 + LEICA DG 12-60mm
お通しのおでん400円は微妙な金額
 DMC-GX8 + LEICA DG 12-60mm

この店、なかなかの盛況ぶりである。
小さなカウンター内では二人のスタッフがフル稼働。
てきぱきした仕事ぶりと、愛想の良さが相まって、とても心地の良い空間となっている。
ついつい財布の紐も緩みがちなのだが、残念ながらというか、それが狙いなのだろうが、料金がやや高い。

ちょっとハイソな気分で枝豆を肴にハイボール  DMC-GX8 + LEICA DG 12-60mm
ちょっとハイソな枝豆
 DMC-GX8 + LEICA DG 12-60mm

まず酒が高い。
次に貝類が高い。
シェルバーのメインは貝と酒だから、この店のコンセプトに従うと、かなりコスパの悪い飲食というアウトプットになってしまう。
焼き串は2本で250円と、割とリーズナブルなのだが、シェルバーで焼き鳥?アスパラのベーコン巻き?
それはないだろうと思うのだが、財布の紐を締めようとすると、そういう選択肢にならざるを得ない。
しかも、そんなお得なメニューは早々に売り切れ。
それが戦略だとしたら、なんだか切ないぞ、○さ○ぎハニー。
というわけで、酒2杯を飲み終えたところで早々に退散を決め込む。
酒一杯と肴2品(うち一品はお通し)で済ますのが正しい飲み方なんだろう。

齢を重ね運命の地へ

かくして、究極の一杯を求める流浪の民は、聖地○澤酒店に辿り着くのであった。
その桃源郷ぶりを、まずは見て欲しい。

鮮度抜群超絶美味なイカ刺し600円イカゴロ付き 3人前ほどのボリューム DMC-GX8 + LEICA DG 12-60mm
鮮度抜群!ゴロ付きイカ刺し 3人前ほどのボリューム!
 DMC-GX8 + LEICA DG 12-60mm
しめ鯖200円税込 DMC-GX8 + LEICA DG 12-60mm
しめ鯖200円! 安い美味い!
 DMC-GX8 + LEICA DG 12-60mm
自家製の塩辛150円税込 味わい深くて旨い DMC-GX8 + LEICA DG 12-60mm
自家製塩辛 味わい深し
 DMC-GX8 + LEICA DG 12-60mm
バタピー65円税込 DMC-GX8 + LEICA DG 12-60mm
バタピー65円 これぞもっきりアイテム!
 DMC-GX8 + LEICA DG 12-60mm
サバ水煮缶に大量のワサビを添えて DMC-GX8 + LEICA DG 12-60mm
サバの水煮缶+大量のワサビ=超絶美味! 良い子は真似しろ!
 DMC-GX8 + LEICA DG 12-60mm
壁のホワイトボードに書かれたお品書きを眺める客 DMC-GX8 + LEICA DG 12-60mm
メニュー選びという酒飲み至福の時間
 DMC-GX8 + LEICA DG 12-60mm
ホワイトボードに書かれた品書き DMC-GX8 + LEICA DG 12-60mm
大量に書かれた品書きはここが天国である証
 DMC-GX8 + LEICA DG 12-60mm
魅惑の缶詰と店主 DMC-GX8 + LEICA DG 12-60mm
缶詰と店主と酒飲みと
 DMC-GX8 + LEICA DG 12-60mm
丸善瀧澤酒店 DMC-GX8 + LEICA DG 12-60mm
現役のカセットデッキ 井上陽水が流れていた
 DMC-GX8 + LEICA DG 12-60mm

良い店だ。函館にこんな店があるとは知らなかった。
なんで知らなかったのか、知る由もないが、これで札幌や東京、あまっさえ海の向こうで飲み食いする必要性は随分と減った思う。

また今度来よう。というか、明日にでも行きたいくらいだ。
本当に良い店に巡り逢った。Sさんには感謝感謝、おまけにもうひとつ感謝だな。

なお、昨今、酒屋の立ち飲みスペースのことを「角打ち」などと称しているようだが、東北、函館では「もっきり」という呼称が正しいというか由緒正しい。
ワタシにとって「角打ち」と言う言葉は大沼のブラックバスに等しい。つまり外来種だ。
函館人なら「もっきり」と呼ぶべきだ。
知らないことを恥じる必要はないが、知ってしまったら郷に入って沿ってみるべき。
もっきりワンダフル。
人はパンのみにて生きるにあらず。もっきりも必要だ。
だから人生、もっともっきりしよう。

丸善瀧澤酒店
住所:〒040-0063 北海道函館市若松町19−7
電話:0138-22-3623
営業時間:10時00分~22時00分
定休日:日曜日

シェルバーきさらぎ
住所:〒040-0035 北海道函館市松風町7
電話:090-5951-5097
営業時間:17時30分~23時00分
定休日:日曜日

“もっきりで最高にごきげんな夜” への2件の返信

  1. 急なご連絡失礼いたします。
    東京の広告制作会社の者です。

    現在、あるフリーペーパーを制作しており
    こちらの記事に掲載されている写真が美味しそうでしたので
    ぜひ使用させていただきたいと思い、連絡差し上げました。

    突然のお願いで大変恐縮ですが、
    詳細連絡差し上げたいので、一度メールをいただけませんでしょうか。

    どうぞよろしくお願いいたします。

  2. おはようございます。

    昨日コメントを差し上げました、内山と申します。

    補足ですが、写真の件、掲載紙の原稿はお店に確認いただきOKもらっております。
    ただ写真をお持ちでないとのことですので、HAL様の写真を使用させていただけないかというご相談でした。
    *クレジットを入れることも可能です。

    一度紙面をご覧いただきたいので、メールをいただけますと助かります。

    急なお願いで恐縮ですが、
    どうぞよろしくお願いいたします。

    株式会社エクス 内山
    https://www.ex-inc.net

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