ここではないどこかへ行きたかった
コロナ肺炎の蔓延で世の中がドエライことになっている。
世界全体はもちろんワタシ自身も。
会社は休業で自宅待機。有給休暇扱いだが、それも今月一杯。その先の見通しは暗い。
感染防止のために外出は控える。
特に人の多いところへは行かない。
不要不急以外の外出はしない。
なので家にこもっているわけだが…正直めげるし、くさる。
このままでいいのだろうか?いいわけないよね?
じゃあ、どうしようか?
だから旅に出た。
ここではないどこかへ行きたかった。
ただし、行ける範囲で。
というわけで小樽に来た
11時半頃到着。この日の宿「U5R」に車を預け、街に繰り出した。
小樽と言えば運河。
いつもなら多くの観光客で賑わっているところだが人影はまばら。観光地なら必ずといって良いほど飛び交っている中国語(汉语)も聞こえてこない。
運河の風景も、なんだか淋しげ。
想像どおり、いや想像以上に閑古鳥が鳴いていた。
早春すぎた手宮線跡
鉄オタの端くれとして手宮線跡の訪問は欠かせない。
とはいえ線路は雪に埋もれ、あまっさえ融けかけのこ汚い姿を晒している。
絵になるわけもないのだが、なぜだか目が離せない。
とりあえずレンズを向けてみる。
坂の街小樽。
無造作にカメラを向けるだけで、なんとも風情のある絵が切り取れる。
観光とは無縁の普段着の姿がいい。
などと、歩き回っていたらちょっと珍しい三方型消火栓に遭遇。
函館のそれにちょっと似ている。
坂の街という共通点ゆえなのだろうか?
もちろんハンバーグは忘れない
ハンバーグを食べる可能性があるときは必ずハンバーグを食べる。たしかマーフィーがそう言っていた。
なのでレストランMURAを訪れた
ムーディーなトリオの控えめなBGM。控えめすぎて客の会話がBGMという謎状態。
見渡せば、年齢・意識ともにやや高めな感じ。池波正太郎先生のエッセイにでも出てきそうな凛とした雰囲気が…ないわけでもない。
良いお店や。
そして超絶美味しいやきとりに出会う
人影はまばらで、人気の飲食店はやっぱり人気だった。
美味しいだけではない。
旨い安いなどという次元にあらずハイパー旨安い。
それが「寺さん」。
午後2時開店という、飲んべえ心をくすぐりまくりのやきとり居酒屋。
ググって辿り着いたのだが、ジモティには超絶人気の店だった。
それにしてもマジで混んでいる。
コロナどこ吹く風の大賑わい。それでいいのか?
といいつつお堪能させていただきました。
寺さん最高です!