早春の小樽札幌巡り9　GG&バーグでハンバーグランチ

カレーとハンバーグの店GG&バーグ

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札幌第一ホテルから歩くこと1時間とちょっと。本日の昼食は「カレーとハンバーグの店GG&バーグ」のビーフ100%ハンバーグ。閑静な住宅街の中にひっそり佇む店なのだが…ひっそりすぎて分かりずらい。現地到着から入店まで1分ちょっとは迷っていたと思う。ステルスレストランか？
慎ましやか（地味）な看板が原因だと思うが、店舗というか建物外観がおよそ飲食店らしからぬ作りである。一番の要因はそれだな。

こちらのランチは3種（ハンバーグ、チーズハンバーグ、ハンバーグカリー）。いずれもミニサラダ付で780円税込である。安い上に親切な税込表示が嬉しい。
チョイスはもちろんシンプルなハンバーグ。それに缶ビール350円もセットして1130円税込。コスパが優秀すぎて泣けてくる。

伺ったのはほぼ12時。
2人用テーブル×１、6人用テーブル×１、4人用テーブル×１、全12席のコンパクトな店内は、コロナの影響もあるのだろう、他に客が見当らない。まあ、ランチタイムは始まったばかりだし…そこら辺をご主人に伺ったところ、なんでもグループ客が激減したとか。デスヨネー。

独特の提供スタイルに驚く

さて、ハンバーグだが、提供スタイルが個性的というか、かなり変わっている。
ワンプレートのハンバーグは吃驚ロバでお馴染みだが、カレー皿に盛られた姿を誰が想像しただろうか。もはやプレートじゃないな。
細長くて深さのある舟型プレート。その2/3ほどを占めるたっぷりのデミソースに浮かんだぷっくりと厚みのあるハンバーグ。
左にはこんもりと盛られたご飯。
ハンバーグの傍には付け合わせの野菜：なす、茹でた人参、じゃがいも…って、どう考えてもカレーです。ハンバーグは完全にトッピング扱い。ハンバーグというよりデミグラソースライスのハンバーグ添えと呼びたくなる。なんたる主客転倒。

実はこちらのお店、看板にはデカデカと「カレーとハンバーグの店」。店名「GG&バーグ」はカースト最下位で、むしろオマケ的存在だ。
察するに、元々はカレーがメインのお店。それゆえの提供スタイル＝ワンプレートカレーディッシュスタイルではないかと。
なんともまあユニークというか合理的というか。その発想はなかったなー。
それにしてもGGか…なんとなくオチが見えた気がする。

ハンバーグというよりデミグラソースライスと呼びたい

さて、ハンバーグだが、パテは柔らかめ。ナイフを当てた時の弾力はやや控えめで、スパッ切れるタイプではない。
切り進むと、やや崩れ気味の断面から肉汁がジュワドバと溢れソースの海に流れ出る。もったいないような、それでいいような。
練りは少なめで若干のつなぎ感あり。挽きはやや粗めで塩味は少なめ。結着感は余り感じない。ビーフ100％の肉肉しい美味しいパテだが、個人的には、もう少し塩味を加え、しっかり練って旨みを引き出していただきたいなーと思った。
ソースはやや酸味のあるデミグラスがたっぷりと。そのビジュアルはまさにカレーライス。ソースがかかっているとか、そんなチャチな話ではない。ぱっと見、主役は皿の2/3を占めるデミグラスソース。皿の形からしてデミグラソースライスと呼びたくなる。

ソースのトロミは普通。ハンバーグに絡めるのに丁度良い感じで、ご飯にかけるヤツとしてはややユルユル。このあたりはしっかりハンバーグなんだよね。
旨味は控えめだが、塩加減が上手なのか、食べ進むにつれコク＆旨味がジワジワと効いてくるタイプ。ワタシ的に好きな味付けである。パンで残らず掬い取りたくなる美味しいソースだ。ミニソフトフランスかバターロールのサイドメニューが欲しくなる。

付け合わせはシンプルな茹で（蒸し？）野菜。ジャガイモとブロッコリーとニンジンと茄子。甘くないのにグラッセな人参がちょっと面白かった。
ミニサラダがついて、これで780円税込はスペシャルプライスだと思う。ハンバーグについては、パテ本来の味も楽しめるよう、ワンプレートではなく別皿提供があったら嬉しいかな。

優しく気さくなご主人が醸し出す雰囲気の中、実に美味しく楽しく食事を楽しむことが出来た。ハッピーハッピー。ありがとうございました。
なお、店名のGG&バーグの由来だが、あまりに予想どおりというかベタな理由に笑せていただいた。ヤッパリソウダッタンダー！

爺だからって？いやいや、爺というほどのお年にはちっとも見えないんですけど（笑）
ホント楽しいお店ですねー。
ごちそうさまでした！

GG&バーグ
札幌市白石区本郷通9丁目北2-16 Brand-burg1ts
011-846-5539
11時00分～14時00分　17時00分～20時00分
定休日：日曜日・月曜日

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