成田空港第1ターミナルに着いたのは8時半頃。今、出国手続きを終え、搭乗ゲート近くのロビーでキーボードを叩いてる。
時刻は10時15分になったところ。搭乗開始まで後45分だ。
チェックインカウンターで、定刻より15分早い出発──11時40分を告げられる。
やはり搭乗の4時間前にホテルを出発して正解だった。飛 行機に限った事ではないが、搭乗には少々間が空くくらいがちょうど良い。ぽっかりと空いた時間をぼんやりと過ごすのも悪くないし、電源とネット接続が確保 できるなら、ブラウジングもメールチェックも、このようにブログアップもできる。
もっとも、これじゃ普段の生活と何も変わらず、はっきり言って旅の醍醐味のひとつである漂泊感(時間と空間を漂っている感覚。漂白ではない。)は皆無だが。
エバー航空の機材がボーディングブリッジを離れた。34番ゲートにはいつの間にかトルコ航空のB777が到着している。トルコ人と思しきクルーたちが搭乗カウンター付近にたむろしているのが見える。
それにしても、USBケーブルを持ってくれば良かったなあ。そうすれば、この慌ただしくも手持ち無沙汰な、喧噪と静寂を併せ持った空間を写真に撮ってアップできたのに。
正直、成田空港で快適にネットが、しかも電源を確保しつつ使えるとは考えてもいなかった。過去何度もチャレンジしたが、Wi-Fiにつながった事は 一度もない。これでシャルルドゴール空港のように、ロビーの椅子にコンセントがついていれば最高なのだが。こうして後ろの柱の根元のコンセントから電源 ケーブルを這わせてる姿は電気泥棒に見えなくもない。が、まあこれで良しとしよう。
見渡すと、ポツポツと搭乗客たちが集まってきた。圧倒的に日本人が多く、初めてのイスラム圏行きだっていうのに、あたりはまるで羽田空港だ。旅行中、可能な限りのブログアップ国内編はひとまずこれで終わる。間もなく搭乗が始まるだろう。次の更新はイスタンブールだな。