夏の記憶に残るほどの夏って、実のところそれほど多いわけじゃないし、まして夏が刻まれていく瞬間々々を、鮮烈なまでに憶えているってのはよっぽどのことだ。
2009年8月22日快晴。
空は青く、津軽海峡ときたら、群青色の鏡面…というのは言い過ぎだが、珍しいほどの凪。
その穏やかな水面を、大型のウェーブピアサーが切り裂くように疾走していく。
後部デッキを吹き抜ける風はむしろ突風なのだが、それがまた心地よく感じるほど、大気は真夏だヒャッホー!
奇蹟のような瞬間の連続!
一秒ごとに夏が、心に身体刻まれていく!
ナッチャンワールドの夏期特別航行、1日限りの奇蹟ってやつだ。
つまり、その日はよっぽどだったということだ。
O verão dura!
夏は続いている!
ちなみに本館では反対側から撮った写真も載っけている。