やっと成田に着いた。
不安とカオスの2日間を乗り切り、日本に戻ってくることが出来た。
日本というか、成田に着いたことが、今回ほど嬉しく、安堵できたことはない。イミグレーションを抜け、駆け込んだトイレで、じっくりしみじみと帰国を実感する。
空港から成田駅に向かう、電車の窓から見えた農家の瓦屋根に、思わず頬ずりしたくなる。
ここが日本で、本当に良かった。
10月6日から7日にかけて起きたことの詳細はいずれ記すけど、ありえない状況の連続に、今も思えば、かなり精神がやられていたんだと思う。
ミスとアンラッキーの強烈ダブルブローで、それはもうシオシオのヘロヘロで、そんな状態で無事に戻ってきた自分を、ちょっとだけ褒めてあげたい。
しかし、何と言っても有難かったのは、リッチモンドホテル成田の対応だ。
本来なら払わなければいけなかったキャンセル料を、全額免除してくれた上に、会員料金で部屋を確保してくれるなんて、感謝感謝の嵐である。
しかも、深夜零時にメールを送って、午前3時に神回答してくれるなんて!
日本以外の、いや、もしかするとリッチモンドホテル以外じゃ絶対あり得ないだろう。
とりあえずよかったよかった!
14時過ぎ、リッチモンドホテル成田に到着。
部屋の扉を開けると、窓の外には見慣れた風景が。
戻って来たという実感がことさらこみ上げる。
それにしても、窓の外に広がっている景色が毎回決まってるのはなぜなんだろう。
よく考えたら不思議だ。
特に部屋番号を指定しているわけではない。
ただ、一番最初(10年くらい前だと思う)に宿泊したときに出したリクエストは、可能な限り上層階で眺望のよい部屋、だった。
もしかすると、それがそのまま引き継がれているんだろうか。
だとしたら随分と嬉しい心遣いだ。
泊まるたび、また訪れたくなってしまうじゃないか。
近頃じゃ懐かしいと思うようになってきたし。
それどころか、成田に住みたいとさえ…。
というわけで、少しだけ仮眠をとって、夕闇迫る成田駅前に繰り出した。
寅屋やっていればいいんだけど、まあ、ダメなら別の店を探すのもまた楽しい。
などと、お気楽にスイッチを切り替えるのであった。
さあ、レッツ居酒屋ぁー!