まったりと過ごした夕暮れ時
ここのところずーっと続いていた雨と低めの気温で、表に出る機会もほとんどなく、あまっさえ、黄昏時にまったりと過ごすなんてアウトオブモッテ(もってのほか)だったので、久々に夏らしい夕暮れのひとときを楽しめたような気がする。
といっても、先週と同じく、洗車してビール飲んだだけなんだが…。
この季節、日が長く気温も高いので、夕暮れ時に散策することも多い。
カメラを持ち歩き、何気なくレンズを向け、シャッターを切る、なんてこともたまにある。
ご近所を軽く歩くだけなので、マーベラスな風景などあるわけもなく、撮ってはみたもののイマイチでお蔵入りという絵も多い。
多いのだが、ふとした機会に見直して、少しいじってみたらナニコレ良さげ的な絵面になることもある。
まあ、ほんとにタマにだけど。
静かに夕闇に沈みゆくとき
夏至を過ぎると日はどんどん短くなる。
上の草木を撮ったのは、実は一ヶ月ほど前のこと。
ほぼ夏至の頃だ。
時間が経つのが本当に早く、北海道の夏は本当に短い。
だからこそ、薄着でまったりと過ごせる夕暮れどきは、夏の最高の贈りもののひとつ…なんて思いつつ、洗車を終え、まったりと、夕闇に沈み行く街影を眺めていたら、あっという間に3本目の缶ビールを開けていた。
いい感じの夕暮れですから。
色彩に乏しい、どうということもない夕暮れだったが、おだやかで夏らしい空気と黄昏に沈んでゆく街のシルエット、それと洗車を終えた充足感でビールが半端なく美味い。
こんな、どこにでもある、ちっぽけな愉しみが、なぜだかとても儚く稀少なものに思えて…ビールがすすむ。
ほどなく3本目の缶ビールも飲み干し、すっかり日が落ちた頃には、足りなくなったビールを補充すべく、近所のツルハに向かって歩き出すワタシであった。