啄木 しょうゆ730円税込をいただく
本日の昼食は美原の「麺つるつる亭」。初めての訪問だ。
初見の店では塩ラーメンと決めているのだが、今回は初志貫徹できなかった!
チョイスしたのは「啄木 しょうゆ」730円税込。「啄木 アジの煮干し、3倍増し。」というキャッチにコロッとやられたのだが、実はこれ、メニューブックに載ってない。
テーブルに置かれたメニューだけ見てると気が付かないが、壁のいたるところに「特別メニュー」の導線=POPやら写真やらポスターやらが貼られている。
なかなか煽り上手なキャッチで食欲をそそってくれたりするあたりが、某ショッピングサイトのページ構成を彷彿とさせるのだが…それにしても、なぜ啄木? 謎のネーミングだ。
なお、しおではなくしょうゆを選んだ理由は…自分でも分からない。これも謎だな。
その思惑どおりにクリックじゃなくてオーダーしたわけだが、スペシャルメニュー・期間限定メニューのアピールはリピーターが多いからこそ意味があるわけで、なるほど、そう言えばジモティに愛されている感がそこかしこに漂っている…ような気もしないでもない。
味も見た目も上品で端正
さて、啄木しょうゆだが、正直に申し上げれば、アジ煮干し3倍増しを謳う割にはいささかお上品な味かと。そして味に負けないくらい見た目も上品で端正。
とても綺麗なラーメンだと思うが、もっとガツンと、さらにもっとこうガツン×ガツン×ガツンくらい煮干しを投入しても全然オーケーだ。
旨味とコクはやや強めだが、それに比べて塩味はやや控えめ。
個人的にはジャストミートのバランスだが、一般的にはもう少し旨味とコク強め、塩味さらに薄めであればベターかと思う。
ボリュームはやや控えめ。
美味しいスープを全部飲み干して丁度良いくらいの量だが、自分的にはこのくらいがベスト。もう若くはないんだよね。
特筆すべきは細めのストレート麺。 滑らかさは過去最大級で、ツルツルスルスルとした小気味良い食感がエクセレント。
全体としてはコクと旨味のある支那そばという感じ。
紛うことなくラーメンなのだが、ツルッと腹に流し込む感覚はむしろ日本蕎麦に近いような気がする。
ガッツリ食べるのではなく、池波正太郎よろしく、真っ昼間から「そば」で一献というスタイルが似合いそうな一品でありお店だと思う。
なお、あまりにも麺がツルツルスベスベなので、それが店名の由来かと思ったが、まったくそんなことはないとのこと。
であればつるつるはいったい何のツルツルなのか。店名の由来がとても気になる。
麺つるつる亭
〒041-0806 函館市美原2丁目5−6
0138-47-5455
11時30分~14時15分 17時30分~20時45分
定休日:水曜日・木曜日