アジフライパン=アジ+フライパンにあらず
旅の二日目。迷いに迷った末、かき飯、さば高菜巻は脱落。夕飯はホテルの部屋でアジフライパンと相成った。
アジフライパン、区切る場所が重要だ。決してアジ+フライパンではない。正解はアジフライ+パン。フランス食パンにフィリング代わりのポテトサラダを盛ってアジフライを挟んだサンドイッチある。
アジだけに味は良い…んーまあ、ぶっちゃけかなり美味しかった。出費はトータル350円ほど。コスパも悪くない。夕餉というにはささやかにもほどがあるが、これを肴にビールをあおると絶品晩酌に早変わり。いやっふー!
旅の夜の楽しみは居酒屋やレストランだけにあらず。ジモティで賑わうスーパーや市場で、地元ならではの味をゲットするのもまた楽しからずや…フランス食パンが地元の味? ☆絶品アジフライが地元(札幌)の味?
疑問がないわけでもないどころじゃないが、自分的にはかなりの高満足度だったのでヨシヨシである。
作り方は超簡単
アジフライパンの作り方は超簡単というか作り方以前の話で、パンにポテサラを盛る、アジフライをのせる、パンで挟む。これがすべてである。ガブリと頬張ってビールで流しこめばパーフェクト。ボッチのボッチによるボッチのための宴の完成だ。
アジフライパンが思った以上に美味かった件
自称「☆絶品!アジフライ」だが、値段とボリュームを考えれば超優秀。衣はサクサク、この手のアジフライにありがちな臭みもあまり感じず、はっきり言って今まで食べた中ではかなり美味しい。まあ、☆絶品というのはさすがに盛りすぎだろうけど(笑)
ポテサラは思ったより量が少ないものの、タルタルソースの代役を見事に務めてくれた。それどころか、餡子のようなしっとりボリューミーな食べ応えはアジフライに負けず劣らず。と言うより準主役の存在感で、しっかり自己主張しつつ主役(アジフライ)を盛りたててくれる。もしかしたらタルタルより良いかも。サンドイッチ界のアカデミー最優秀助演賞を差し上げたい。
アジフライとポテサラ。主役と準主役を支えるフランス食パン。これが大正解だった。
もっちりしっかりの生地はまさにフランスパン。小麦の旨味が濃ゆくてたまらない。
耳がまた素晴らしい。バゲットのようなパリパリ感こそないものの、噛めば噛むほど旨くなるスルメチックな逸品に敬意を表さざるを得ない。アンタはエライ!
普通の角食、それも10枚切りでは役不足もいいところだった。選ばなくて良かった。けっこうヘビーなフィリングをどっしり支える、これこそ名脇役といえるだろう。サンドイッチ界のアカデミー助演賞を謹呈したい。
そして〆はビール!正確にはビールもどき!
こいつが全てを大団円へと誘ってくれる。
何があろうともなかろうともサンドイッチにはビールでしょ! 正確にはビールもどきだけど!
そして札幌一日目の夜は更ける
その後、酒を飲みつつのんべんだらり。ちょいとブログアップもしたりして。気が付けば11時を回っていた。
カーテンを開けて窓の下を見ると、うっすらと積もった雪が。
北海道人にとっては当たり前の光景だが、冬将軍様にはいい加減退場していただきたい。
明日の好天を期待しつつ眠りに就くとしよう。