秋田・青森 秋の小旅行その2「弘前は美味しい」

弘前と言えば?

午前10時ちょっと前に弘前到着。
弘前城近くの駐車場に車を停め…ないで、そのまま某所へ向かう。
なんで?
弘前観光といえば、やっぱり弘前城じゃないの?
それはまあ、間違いではない。
というか、トレビアンな花見を経験したいなら、絶対外すことはできないし。

では、桜の季節以外なら?
アナタハヒロサキヲドウヤッテ楽シミマス?
ベストソリューションなんてものは人それぞれだろうが、ワタシ的には断然「虹のマート」がオススメ。
いやいや、むしろ弘前と言えば「虹のマート」でしょ。

弘前「虹のマート」のオンリー焼き魚の惣菜屋と買い物客 撮影:DMC-GX8 + LEICA DG 12-60mm
オンリー焼き魚の惣菜屋 数度目の訪問だが、いつ来ても楽しい
DMC-GX8 + LEICA DG 12-60mm
弘前「虹のマート」焼き魚の店とは反対側の一角の惣菜屋 撮影:DMC-GX8 + LEICA DG 12-60mm
焼き魚の店とは反対側の一角の惣菜屋 ここのラインナップも素晴らしい
DMC-GX8 + LEICA DG 12-60mm

絢爛豪華とは無縁だが、実に充実した惣菜の品々が、訪れた人の、目と舌と腹を楽しませてくれる。

最後に訪れたのは5年前だが、今回、さらにパワーアップした様子にエキサイトしつつ、嬉しさ半分、(函館にないことへの)悔しさ半分で、賑わう場内を探索。
まず向かったのが焼き魚専門の惣菜屋。
海のない弘前に焼き魚の専門店だと!?
最初に訪ねたときはホントに驚いたものだ。
訪ねたのは土曜の朝の10時過ぎだが、すでにけっこうな人入り。
弘前ってすげーな。

弘前「虹のマート」のイカメンチ1ヶ110円 撮影:DMC-GX8 + LEICA DG 12-60mm
弘前といえばイガメンチ 相変わらずの売れ行き
弘前「虹のマート」なめこのコンブ漬け風 撮影:DMC-GX8 + LEICA DG 12-60mm
なめこのコンブ漬け風 「あ、青森!」と心の中でガッツポーズした一品
DMC-GX8 + LEICA DG 12-60mm
弘前「虹のマート」の惣菜 棒だらの煮付け、ほたて南蛮漬け、ひじきの炒めものなど重厚な布陣 撮影:DMC-GX8 + LEICA DG 12-60mm
なんという質実剛健な布陣 名脇役で固められた盤石のラインナップに刮目
DMC-GX8 + LEICA DG 12-60mm
弘前「虹のマート」のたらこの煮付け 撮影:DMC-GX8 + LEICA DG 12-60mm
たらこの煮付け!目から汗が出てきそうなくらい懐かしい
DMC-GX8 + LEICA DG 12-60mm
弘前「虹マート」惣菜店の揚げ物各種 スイーツもある 撮影:DMC-GX8 + LEICA DG 12-60mm
揚げ物だって抜かりはない そしてなぜかスイーツまで
DMC-GX8 + LEICA DG 12-60mm
弘前「虹のマート」駄菓子屋のソースカツ 撮影:DMC-GX8 + LEICA DG 12-60mm
駄菓子の卸問屋的店まである ソースカツにちょっと心惹かれた
DMC-GX8 + LEICA DG 12-60mm
弘前「虹のマート」焼き魚専門店のつぶ串 撮影:DMC-GX8 + LEICA DG 12-60mm
最終兵器ツブ 虹のマートに来ると必ず買うのだが…今回も当然買った
DMC-GX8 + LEICA DG 12-60mm
弘前「虹のマート」で購入したイガメンチ(イカメンチ)1パック110円 撮影:DMC-GX8 + LEICA DG 12-60mm
イガメンチ(イカメンチ)お買い上げ 数年前に比べ断然に美味かった
DMC-GX8 + LEICA DG 12-60mm

虹のマートたまりません。
場内の一角で、惣菜をつまみに、真昼間から酒を飲み明かせたら最高だな。
1泊2日「虹のマート飲んだくれツアー」。
今度企画してみようかな?
もちろん、宿泊は「津軽屋旅館」で。

弘前公園も忘れずに

虹のマートの素晴らしさに忘れがちな弘前城だが、やはり一度は見ておきたい。
というわけで、初見の相方のために弘前公園へと向かう。
普通は先に弘前城なんだろうけどね
などと、さきほど確認して置いた駐車場に車を預け歩き出す。

弘前城(弘前公園)の菊の花 撮影:DMC-GX8 + LEICA DG 12-60mm
花の祭典をやってる関係の菊の花
DMC-GX8 + LEICA DG 12-60mm
弘前公園 落ち葉の絨毯に佇むベンチ 撮影:DMC-GX8 + LEICA DG 12-60mm
レンズを向けた先にあった秋
DMC-GX8 + LEICA DG 12-60mm

園内に足を踏み入れたものの、いろいろ撮りまくって、さっぱり前に進まない相方を尻目に、いくつか目に止まった情景を切り取っていく。
それにしても弘前公園、こんなに広かったっけ?
移設工事中の本丸入り口にたどり着くだけで、けっこうな時間を消費してしまった。
せっかくだから本丸を見ていくか?
逡巡したものの、あちらこちら工事中の本丸見学に、それ以上の時間を費やすこともなかろうと引き返す。
その時点で正午を回っていたし。
決して入場料310円が惜しかったわけじゃないんだからね。

三忠で昼食を

というわけで、津軽100年食堂で知られている「三忠食堂」へ向かう。
本場本物の津軽そばだ。
否が応でも期待が高まる。

弘前「三忠食堂」の外観 撮影:DMC-GX8 + LEICA DG 12-60mmDMC-GX8 + LEICA DG 12-60mm
三忠食堂の外観 津軽100年食堂の風格…を感じないわけでもない
DMC-GX8 + LEICA DG 12-60mm
弘前「三忠食堂」の店内。美味しんぼ取材の写真と色紙 撮影:DMC-GX8 + LEICA DG 12-60mm
知る人ぞ知る 知らない人はあまりいない地元の名店なのである
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弘前「三忠食堂」の津軽そば 撮影:DMC-GX8 + LEICA DG 12-60mm
津軽そば 焼き干し、昆布、醤油だけのつゆ 意外としっかりとした出汁に感心する
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弘前「三忠食堂」の焼き干し 撮影:DMC-GX8 + LEICA DG 12-60mm
これが焼き干し えぐみがほとんど感じられない
DMC-GX8 + LEICA DG 12-60mm
「三忠食堂」普通のかけそば 撮影:DMC-GX8 + LEICA DG 12-60mmすぎ 
普通のかけそば こっちは返しが入っている 普通に美味しいが津軽そばとビジュアル被りすぎ
DMC-GX8 + LEICA DG 12-60mm

つなぎに大豆を使った津軽そば。
とても柔らかく、箸で持てば切れてしまう。
そば粉十割ほどではないが、さぞかし「もっさり」してるだろうと思ったが、意外と滑らか。
歯ごたえを期待する向きには不適だが、やさしい歯ざわりと喉越しは悪くない。
返しを使わないシンプルなツユと相まって、なんというかアダルティな味わい。
今夏訪れた弘前「一力」のシンプルだが力強い蕎麦と、どこか似ている。

中華そばもイケるんです

弘前「三忠食堂」の中華そば 撮影:DMC-GX8 + LEICA DG 12-60mmDMC-GX8 + LEICA DG 12-60mm
中華そば 焼き干しの出汁がきいたスープがとても美味 細めの麺とよく合う
DMC-GX8 + LEICA DG 12-60mm

ラーメン?
いいえ、これは中華そばです。
そうとしか呼べない。
昆布と焼き干しだろうか。
和風出汁が前衛、鶏がらスープ後衛を固めたスープ。
それと、細めの縮れ麺。
一口すすって、ゆっくり一呼吸すると、
シンプルだけど奥行きのある旨味が、身体中に滋養となって行きわたる。
まあ、一言でいえば「旨い」かな。
名脇役のような味わい深さ。
そんな感じだ。

弘前「三忠食堂」の店内 撮影:DMC-GX8 + LEICA DG 12-60mmDMC-GX8 + LEICA DG 12-60mm
津軽100年食堂の店内 飾り気なしにただ古い だが、そこが良い
DMC-GX8 + LEICA DG 12-60mm

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